3代目のジンクスを検証する

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3代目のジンクスという言葉がある。これは一般には歴史の分野で、王朝などの組織が3代目で滅ぶ(滅びやすい)というような国家運営における経験則のことである。これが真実がどうか、その歴史や実際の事例を通じて検証する。

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3代目のジンクスはいつからある?

3代目のジンクスの初出

最初に言い始めたのはどうもイブン=ハルドゥーンといっていいらしい。

彼の著作である「歴史序説」には、3代目のジンクスとほぼ同じことが述べられている。

王朝の1代目は、ともに戦ってきた仲間と連携して国家を運営するので、その絆は強く、安定した運営ができる。

王朝の2代目は、親の世代が連携して運営したのを見ており、またその時代を生きた人物がまだ生きているため、連携が少し弱まるとしても国家が揺らぐことはない。

王朝の3代目になると、祖父母の世代はほとんど死に絶え、安定した運営を見ていない。また、連携もこのころには弱まってくるので、国家が崩壊する危険性が高まる。

ここから、経験則として世界中であてはまる例がそれなりにあったので、広まったものと考えられる。

3代目のジンクスが当たった例、当たらなかった例として、日本と世界で実際の王朝を見て検証する。

一般に使われるようになる

このジンクスは歴史のみならず、企業経営についての経験則として有名になった。このような使われ方は、20世紀にはすでにあったらしい。

三代目でつぶれた原因としては、実際には上のイブンハルドゥーンの説明だけではなく、その時の経済状況なども影響しているものと考えられる。

3代目のジンクスが当たった例(3代目で滅んだ例)

短命の政権にはこのジンクスが当たっている例もある。

世界

隋:581~618
楊堅~楊広~恭帝侑(李淵に担がれた皇帝)

日本

鎌倉幕府(ただし源氏の血筋):1185~1219
頼朝~頼家~実朝

3代目のジンクスがはずれた例(3代目で滅びなかった例)

むしろ、3代目で最盛期を迎えるような王朝もある。

世界

ムガル帝国
バーブル~フマーユーン~アクバル(最盛期)~・・・

日本

足利幕府
足利尊氏~義詮~義満(最盛期)~・・・

江戸幕府
徳川家康~秀忠~家光(鎖国を完成)~・・・

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考察

・3代目までに権力を確立できるかがカギ
3代目のジンクスは必ずしも事実ではないが、あてはまる例も確かにある。また、3代目で滅びる場合は、確かに初代の統治を支えた人物がほとんど残っていないことが多く、新しく台頭した人物に乗っ取られたり滅ぼされたりというパターンが多々ある。