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方舟さくら丸「オリンピック阻止同盟」は実在した?モデルになった抗議活動

安部公房の方舟さくら丸には、オリンピック阻止同盟というオリンピックに反対する団体が登場するが、そのモデルと思われる活動は実際にあった。

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SANROC 南アフリカ非人種差別的オリンピック委員会

南アフリカのアパルトヘイトに抗議する意味合いをこめて、ボイコットを推進、マンデラも参加

1962 南アフリカスポーツ協会から解消

反アパルトヘイトと協力

南アフリカは東京、メキシコに招待されないことが決定。

1992 アパルトヘイト禁止により、バルセロナ五輪で復帰

コロラドの未来を考える市民の会

1976年の冬季五輪の招致をめぐってコロラド州デンバーで行われた抗議活動。さまざまな活動家がこの市民の会の参加に入って反対運動をした。

スキージャンプ台に放火、汚い言葉を落書き

1972 住民投票。反対派が勝利。iocに撤回の書面を送った。

インスブルックで開催

住民投票により招致を取り止めた例はその後もいくつかある。

ORNオリンピック抵抗運動ネットワーク

2002年、活動家が現れ始める。

2003 招致賛成派が住民投票で勝利。

2008年に結成。さまざまな団体が加盟した。

主に2010年バンクーバー冬季五輪の反対の意味合いを込めた抗議活動。先住民の反対派、環境活動家などが手を組んだ。

ソーシャルメディアが利用された。

もっともこのオリンピックは安部公房が亡くなったあとであるが。

まとめ

オリンピック阻止同盟という団体が存在するというよりは、そのときごとに反対派が同盟を組むという流れのようである。一部の過激な行動が、安部公房の作品モチーフになったということであろう。しかし、バッジに緑色の豚のシンボルが描かれているという事実は発見できなかったので、この部分は独奏であると考えられる。

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