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ディズニーランドには、超音波でカラスを追い払っている、という都市伝説が存在する。それを実際に計測してみた例が存在する。その結果を紹介する。「音の科学と擬似科学―音の不思議と怪しい話」という本で述べられている。真相はいかに。
音波とディズニーランドの都市伝説で、注目するのは以下の2つである。
1 ディズニーランドにはカラスがいない。これは、超音波を使った装置でカラスを追い払っているからである。
2 ディズニーランドに行った子供はハイテンションになる。これは子供に超音波を子供に作用させ、気分を高揚させているからである。
主に1について述べられている。
前提として、動物を追い払うには1メートルで100デシベル程度をこえる音圧が必要である。これは、自然には40デシベル以上の音はざらだからという理由、それから距離の兼ね合いで100はないといけないという理由がある。
また、超音波は20000ヘルツを越える振動数とする。
正面入口、シンデレラ城、マークトウェイン号、ミッキー銅像前、スペースマウンテン、キャッスルカルーセル前
30秒間計測。
パワースペクトル、つまり音圧と周波数をグラフにしたものでは、20000ヘルツの音はとくに見られず、40dBこえないどころか10dBもない。
サウンドスペクトログラム、つまり周波数と時間をグラフにしたものでは、30秒間で2万ヘルツ以上がでた瞬間はなし。
したがって、超音波でカラスを追い払っている、というのは嘘である。付随して、超音波で子供の気分を変えることもしていない。
以上が本のなかで述べている内容である。
清掃とゴミ箱の管理がしっかりしているということが烏のいない真相と考えられる。スタッフは教育がしっかりしていることで知られている。また、ゴミ箱も図に示すように蓋がされており、烏が食べ物を引っ張り出すことができにくい。
また、音響で烏に作用させるのであるならば、大きなホーンが天空を向いて何本も立っていないとおそらく効果がないが、そのような構造物は見当たらない。
モスキート音で若者を追い払う装置は実際にあるので、子供が高い周波数の音を聞いたら、実際には不快感を覚えるはずである。
子供は単純に、いつもと違うリゾート・エンターテインメント環境にいるのではしゃいでいるだけと思われる。
・超音波でネズミを追い払う器具であれば実際に存在している。