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ドイツの社会学者として有名なマックス・ヴェーバーであるが、マックス・ウェーバーという表記も多く見られる。別人なのか同一人物なのか迷った経験がある人も多いかと思われる。その原因などを解説した。
ウェーバーやウィトゲンシュタインなど、ドイツ人研究者の表記ゆれを五十音順(ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ)でまとめた。
マックス・ヴェーバー(Max Weber)の音訳について解説する。
結論からいうと、これはどちらでも問題はない。原因としては、もとのドイツ語のスペリングにおいて、Weberとなっているためである。これをドイツ語読みに近く音訳するとヴェーバーとなり、英語読みのように音訳するとウェーバーになるということである。
実をいうと、マックス・ヴェーバーという同一人物は有名ではないもののほかにも存在している。職業は、政治家や軍人など、いろいろいるようである。全員が欧米の出身である。
流儀としては、ドイツ人であることを強調したい、大事にしたい場面ではヴェーバーとすることが多いようである。
または、ウェーバーについて研究している筆者がドイツ語に親しんでいる場合はヴェーバーが採用されやすいらしい。数の上では、ウェーバーを採用している本の方がやや多い(3:1くらいの割合)ようである。
ちなみに磁荷の単位ウェーバ[Wb]の語源である物理学者のヴィルヘルム・ウェーバーも、ドイツ人であるので忠実に音訳するとヴェーバーとなる。なんならヴィルヘルムのほうもウィルヘルムと読むこともできるので、2重に音訳問題が発生する事例である。
他の五十音順のそれぞれの段における表きっゆれをまとめた。
ヴァンツェル:作図の3大難問である角の3等分において、定規とコンパスでは描けないことを証明。表記ゆれで「ワンツェル」と書いているものもある。
ヴァイマール共和国なども、ワイマール共和国、と表記することもある。
ヴィトゲンシュタイン:哲学者。表記ゆれで「ウィトゲンシュタイン」と書いているものもある。
ヴィルヘルム・ヴェーバー:上記のとおり。
ヴェルナー・フォン・ブラウン:ドイツ出身のロケット研究者。のちにアメリカにわたってアポロ計画を成功に導く。表記ゆれで「ウェルナー」と書いているものもある。