ギリシア哲学者の一覧・時系列をわかりやすく解説!

人物伝
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古代ギリシア哲学者や研究者は、どの人物がどの順序で出てくるのかがかなりわかりにくい。さらに業績やエピソードなどもごっちゃになりやすい。これを年表で整理した。また、人物対照年表も図示した。

世界史の勉強などにお役立てください。

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ギリシア哲学者の一覧

生まれた年が古い順番に並べてある。同じ場合は先に死んだほうが先に並べた。ゼノンは実は二人いるので注意が必要である。

紀元前5世紀以前

タレス 紀元前624年頃 – 紀元前546年頃:多くの歴史書などでこの人がギリシア哲学の始めとされる。

ヘラクレイトス 紀元前540年頃 – 紀元前480年頃:万物は流転する、で有名。

紀元前5世紀以降

ゼノン 紀元前490年頃 – 紀元前430年頃:エレア派のゼノン。こちらはゼノンのパラドックスで有名。

プロタゴラス 紀元前490年ころ – 紀元前420年ころ:ソフィストとして有名。

ソクラテス 紀元前470年頃 – 紀元前399年:有名な哲学者。最後には毒物をのんで自死した

デモクリトス 紀元前460年頃-紀元前370年頃:原子論の提唱で有名

プラトン 紀元前427年 – 紀元前347年:ソクラテスの後であることはプラトン自身が「ソクラテスの弁明」という本を書いていることからもわかる。

アリストテレス 前384年 – 前322年:万学の祖。哲学者としてのみならず、物理、生物、天文学など多岐にわたる。アレクサンドロス大王の家庭教師であったことも有名。

エピクロス 紀元前341年 – 紀元前270年:エピクロス派の祖。快楽主義をといた。

ゼノン(キティオンのゼノン) 紀元前335年 – 紀元前263年:ストア派の祖であり、禁欲主義をといた。

ギリシア数学者・物理学者・医学者の一覧

ヒポクラテス 紀元前460年ごろ – 紀元前370年ごろ:古代ギリシアの医者・医学者として有名。

ピタゴラス 紀元前582年 – 紀元前496年:数学者。ピタゴラスの定理で有名。

アルキメデス 紀元前287年? – 紀元前212年:数学者のほか発明家としても才能を発揮した。

エウクレイデス(ユークリッド)紀元前3世紀ころ(紀元前300~紀元前201のいつか):ユークリッド幾何学、「原論」で有名。こちらは王の前で「幾何学に王道なし」という言葉を言ったことで有名。

ラファエロの「アテナイの学堂」

ラファエロはギリシア哲学者を絵画に描いている。それぞれどの哲学者なのかは、多数の推論が行われている。

必ずしも左から時系列になっているわけではないが、有名な人物は時系列になっていると見ることもできる。

たとえば、3大哲学者であるソクラテス、プラトン、アリストテレスは12、14、15が該当しており、時系列になっている。

有名な数学者である、ピタゴラス、エウクレイデスは6、18が該当し、左から時系列である。なお、18はアルキメデス説もある。

なお、作者のラファエロは一番右上のRの記号である。これも時系列と見ることもできる。

1はゼノンだがどっちのゼノンかは意見がわれているようでる。時系列と見るならば、古いほうの、エレア派のゼノン(ゼノンのパラドックスのほう)と見ることができる。

3は人物が不明らしいが、2のエピクロス(哲学者)と4のイブン=ルシュド(イスラムの哲学者、医者)にはさまれているから、ゼノン(キティオンのゼノン)なのかな?拡大すると、女性のようにも見える。

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