【2024最新】惑星直列の日程表!次はいつ?英語は?1982年にあった?

天文学
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惑星直列は、太陽系の惑星が一直線に並ぶ現象として知られています。惑星の「合」や、「惑星のパレード」という呼ばれ方もします。これの英語や歴史について解説します。

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惑星直列はいつ?スケジュール表

直近の惑星直列を表にしました。

データ出典:https://starwalk.space/ja/news/what-is-planet-parade

惑星直列の定義

定義としては3つあり、数字が小さいほど珍しい現象です。

  1. 太陽の片側に、太陽系のいくつかの惑星がほぼ一直線上に並ぶ。
  2. 直線上ではないが、空の狭い領域に、太陽系のいくつかの惑星が集まる。
  3. 一晩のうちに、すべての惑星が空に観測できる。(方向はばらばらでもよい)

また、惑星の個数が多いほど珍しい現象であり、それぞれ名前がついています。

  • ミニパレード – 3つの惑星
  • 小パレード – 4つの惑星
  • 大パレード – 5~6つの惑星
  • フルパレード – 太陽系の惑星(および冥王星)すべて

惑星直列のスケジュール表!(19世紀~)

年月日惑星直列のタイプ惑星の個数
1894年3月21日15
1982年3月10日1フル
20022
2020年7月4日1フル
2020年8月3
2021年12月26
2022年3月28日25
2022年4月20日14
2022年6月24日2フル
20402
28542

惑星直列の英語

惑星直列は、ネットの翻訳などでは「planetary series」という風に訳されていますが、本来は「syxyzy」というのが天文学的な用語のようです。カタカナっぽく読むと、「シザジー」というような発音になるようです。

この単語は母音がいっさいなく、読み方も面白い非常にユニークな単語であることがわかります。

惑星直列の歴史

惑星直列は、天文学の発展のなかで認識された現象です。上に述べたように、惑星直列の定義は、基準がゆるいものから厳しいものまで、さまざまあります。

画像は2013年に観測された、惑星直列のうち木星、金星、水星の事例です。

よくある誤解

惑星直列について、多少誤解されていることもあるので、ここではそれを解説します。

すべての惑星が同じ平面上にあるわけではない

惑星が並ぶと聞くと、すべての惑星が同じ直線上に存在するイメージを浮かべてしまいます。また、本などでよくみる太陽系の概略も、そのような書かれ方をすることが多いです。

しかし現実には、惑星の軌道はあるていどばらつきをもって傾いているため、同一平面上には並びません。

すべての惑星が直列しなくてもよい

惑星直列には、太陽系のすべての惑星が参加している必要はなく、最低でも3つあれば惑星直列とみなすという考え方もあります。

おおく並んでくれた方が美しく面白いイベントではあります。

太陽を端にして並ばなくてもよい

太陽をはさんで3つ以上が並ぶという並び方もあり得ます。

とくに、空を見上げたときにいくつかの惑星が一望できる、という配置も惑星直列に含める場合もあるようです。このようなものは「惑星のパレード」ともいいます。

太陽の片側に並んでくれたほうが面白く、非常に美しい惑星直列ではあります。

とくに災害が起こるわけではない

占星術のような分野では、惑星直列はその特異な現象であることから特別な意味をもつイベントであると認識されがちです。

これが運気の上昇とかであればかわいいのですが、災害のまえぶれなどといわれてしまうと気が重くなりますね。

惑星直列が原因でなにか大災害がおこるということはないのでご安心ください。

めずらしい惑星直列は1982年にあった?

検索ワードでは、1982年という年号が着目されていることがわかります。

これは、かなりめずらしいかたちの惑星直列ができたのがこの年であるので、このような予測がでてきたようです。

このときマイアミ宇宙センターには、1週間で100件以上もの問い合わせが殺到したといいます。なかには、実際に災害の心配をするような人ももちろんいたほか、おおげさな人では世界の終わりを心配するような人もいたようです。

しかしながら、占星術師の反応はさまざまで、別に特別ではないという反応を示した占星術師もいたようです。

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