Safari(サファリ)ブラウザは、Apple製品に入っているブラウザとして知られています。ここでは、SafariブラウザをWindowsにダウンロードして使う方法を解説していきます。また、Safariでインターネットを検索した結果や、なぜサポートが終了したのかも述べていきます。
SafariブラウザのWindows版はある?
Safariブラウザは、iPhoneやiPadなどのApple製品に搭載されているブラウザとして有名です。
これをWindowsでも使ってみたいという人もそれなりにいるようです。事実、かつてはWindows版のリリースがされていました。
しかし、Safariは、2012年にWindows版の開発が中止になっており、すでにサポートもされていません。
最後に出たSafari 5.1.7がWindowsの最新バージョンということになります。
したがって、セキュリティ上の問題や、動作が不安定になるなどの問題がある可能性があります。
以下では、Safariを使う方法を解説していますが、基本的にはインストールするのは控えたほうが良いです。行う場合は、異常が起きてもよい古いパソコンなどにダウンロードしたほうが良いでしょう。
SafariブラウザのWindows版をダウンロードして使う方法
Safariの入れ方は、他のソフトウェアを入れるのと同じ方法でWindowsにインストールする事が可能です。
Safariのダウンロード方法はほかのソフトウェアと同じ
まずはSafariのWindows版をダウンロードしてくる必要がありますが、公式サイトにはすでにリンクがないので、外部のサイトを使う必要があります。
まだSafari5.1.7のダウンロードリンクを掲載しているサイトは以下があります。
ここでダウンロードを押せば、インストーラのダウンロードが始まります。
インストーラをダブルクリックして起動するながれも、他のソフトウェアと同様です。
インストーラを起動してセットアップ
インストーラを起動すると、セットアップが開始されます。
規約の同意などをすれば、インストールが開始されます。
ショートカットなどを残して終了
最後の画面では、「デフォルトのブラウザにする」「デスクトップにショートカットを置く」などがありますが、基本的にはこのチェックはすべて外しても問題あありません。
インストールには、数分かかることがありますが、問題がなければ完了画面が表示されます。
ショートカットを置く選択をすると、インストール後、デスクトップにSafariのアイコンが表示されました。
Safariブラウザでネット検索してみた結果
これでネット検索をする状況が整いました。ここからは、実際にネットで検索してみた結果を説明していきます。
まず、Safariを起動してみると、かなりいにしえのインターフェースっぽい画面が現れます。右上に、検索窓があることがわかります。
また、画面の中央より下にはアップル製品の広告で占められていることがわかりますね。
Safariで検索結果は出るが・・・
たとえばWikipediaと検索してみると、検索結果のリストが表示されました。
この時点で、かなり表示が古めというか、最低限の表示しかしていないことがわかります。
これは、ブラウザが古すぎるので、最新のウェブ技術を表示するには限界があるためです。
そして、Wikipediaのページを開いてみると、「接続を確立できません」という表示が出ていることがわかります。
Youtubeと検索してみるとどうでしょうか?
こちらも、検索結果は出ますが、トップページにアクセスしてみると、「ブラウザがサポートされていません」という表示になってしまうことが見て取れます。
というわけで、結論としては、ネットの検索はできるが、ブラウザ側の技術が遅れすぎていてほぼ閲覧は不可能ということがわかります。
古すぎるブラウザにはこういった問題があることがわかります。
注意点
上でも書きましたが、SafariのWindowsの使用は推奨されていません。注意点を再度まとめておきます。
・ブラウザは非常に古く、セキュリティ上の問題がある場合があります。よく使うブラウザとしての使用はしないほうが良いです。
・上で見たとおり、古すぎるので基本的にネットの閲覧は不可能です。
・インターフェースの確認や動作確認などをしたら、アンインストールをしたほうが良いでしょう。
なぜWindows版Safariは開発・サポートが終了した?
Windows版のSafariが開発やサポートが終了した理由は、公式からは2012年ごろに声明が発表されており、SafariのWindows版に重大なセキュリティ上の問題が発見されたためという内容が出されています。
また、推測としては、Windows版のリリースを行っても採算がとれるとは考えにくくなったからという理由が考察されています。
2012年ころにはブラウザのシェア争いが熾烈であり、ChromeやFirefoxなどが台頭していました。appleとしては、そういったブラウザに勝るものは作るのが難しいので、他社OS向けの開発をやめたと考えられています。
まとめ
- Safariブラウザは、Windows版は2012年に開発が終了しているものの、最後のバージョンであるSafari 5.1.7が、一応インストールすることは今でもできる。
- インストールの方法は、他のソフトウェアと同じでインストーラを起動する方法でできる。
- インターネット検索は今でもできるが、古すぎるため表示されないことが多い。
Safariブラウザは今ではiOS専用のブラウザと考えたほうがよさそうですね。