哲学 ト・ヘーゲモニコン(指導理性)とは-哲学書としての自省録 マルクス・アウレリウス・アントニヌスが執筆した「自省録 」は、哲学書としても有名である。その歩みを年表にまとめた。 ヘーゲモニコンの意味 ト・ヘーゲモニコンとは指導理性と訳される。あるいは「統轄的部分」、「主導的部分」と訳される。 (「ト」... 2020.08.09 哲学
占星術 占星術の歴史3【中世イスラム圏】 中世になると、イスラムの文化圏が安定期を迎え学問の中心となるが、占星術もその影響でイスラム世界で受け入れられた。暦の作成に関心があった人々にとって、占星術の方法論は役に立つものであったらしい。その反面、占星術に対する批判もこの時期から強まり... 2020.06.01 占星術
日用品 ポストイットの歴史 付箋の代名詞ともいえるポストイットの年表。これの歴史には失敗と偶然が重なった面白い歴史を持っている。偶然が生んだ世界一有名な文房具といってもよい。 年表 1970:3M社のスペンサー・シルバー、「一時的に貼れるがすぐに剥がれる接着剤」を開発... 2020.05.30 日用品
永久機関 実在した永久機関5:ガラベド計画 19世紀~20世紀初頭までのアメリカでの「永久機関への熱狂」の一つである。この計画を立案したのは、ガラベド・ギラゴシアン(ジラゴシアン)という男で、議会をも巻き込んだ騒動に発展した。永久機関ができたと勘違いしてしまったというのがオチであった... 2020.05.17 永久機関
数学 点予想 証明の歴史-フェルマーの最終定理との関係 解けそうで解けない難問の一つだった数学の問題に「点予想」がある。サイモン・シンの名著「フェルマーの最終定理」に載っていることで興味を持った人も多いかもしれない。 この問題がたどった歴史については当該図書には載っていないが、以下のような年表に... 2020.05.16 数学
数学 解の公式の歴史!作った人・誰が発見者?解の公式の呪い? 方程式の解の公式はどのように発見されていったのかの年表。1次方程式、2次方程式の解の公式は古代から知られていたが、3次方程式までに実に3000年近い時間の開きがある。なお、本文中に示した解の公式は、未知数にに記号がついていない場合のものであ... 2020.05.14 数学
生物 ダーウィンの進化論と教会-科学VS宗教の最終戦争 ダーウィンが「種の起源」で進化論を打ち出すと、これは数年のうちにベストセラーになったものの、教会から聖書の教えに反するとして攻撃が加えられた。結果として、この抗争は科学と宗教の最終戦争の様相を呈していく。この論争ののち、科学の成果に対してキ... 2020.05.14 生物
物理 放射光科学の歴史 物理が進歩した結果として思わぬ発見がなされることは多くある。放射光もその内と一つといってよい。大きな加速器を作ることに人類は成功したわけだが、その実験の過程で、放射光が発見された。のちに実用的な面も認められることになり、研究がつづけられてい... 2020.05.13 物理
生物 人名がついたペンギンまとめ 動物園で人気のペンギンには、人命に由来して名づけられたものが多くいる。その元ネタになった人物の人生と功績を年表でまとめた。 人名が付いたペンギンまとめ マゼランペンギン 1480ころ:マゼラン、生誕。 1519:マゼラン、世界周航に出発。 ... 2020.05.13 生物
工学 ファジィ理論の歴史 20世紀になってから、あいまいな対象を数学的に取り扱おうという理論が考案された。しかしながら、これは従来の西洋の考え方であった「曖昧性を排除したモデル」という考え方とは相いれないものであり、当初はあまり評価されなかった。 のちに、工学や機械... 2020.05.13 工学数学
占星術 占星術の歴史2【古代・中世欧州】 占星術は古代ギリシア・ローマ時代を通じてヨーロッパに広まった。中には、天文学者としての側面が今日でも知られている人もいる。この時代においては、占星術師と天文学者は必ずしも分化していなかった。 また、キリスト教との対立が明確になっていく。 年... 2020.05.12 占星術
生物 生命の定義の歴史-生命とは何か? 人間が抱き続けてきた疑問の一つに生命の定義の問題がある。その考え方に関する年表である。人類が顕微鏡を発明し、細胞を発見してからの議論の発展がいちじるいしいのがわかる。 現代では、生命(生物)の定義は複数あるとされ、いかの条件を満たすものとい... 2020.05.12 生物
人物伝 ルジャンドルとラグランジュの違い 日本人からするとなんとなく名前の語呂が似ているので、よくややこしくなりがちである。また、生きている期間がほぼかぶっていたりするので、よけいややこしくなる。ふたりの生涯を年表にし、似ている点と異なる点をまとめた。 人物年表 1736:ラグラン... 2020.05.11 人物伝
人物伝 数学者としてのゼーバー-ガウスのかませ犬 今回は「ガウスのかませ犬」といわれてしまったゼーバーの人生について、詳しく説明する。また、彼の業績についても取り上げる。 ゼーバー:2次形式に関する値の上限が3以下であることを、600個の例を使って示しました。本当は上限は2以下だと思います... 2020.05.10 人物伝
数学 角の3等分の方法が発見された?! 不可能な作図問題の代表例として知られる角の3等分。ただし歴史上には、解いたという主張をする人があとを立たなかった。この失敗の歴史について解説する。関連:ネウシス作図!定規・コンパスのみで角の三等分【動画】-作図可能な具体例 角に挟まれた円弧... 2020.05.10 数学消された歴史
裁判ファイル 発明裁判ファイル:ソフトフェライト 日本が重要な貢献を早くからしていたソフトフェライトの研究。これは磁心につかわれる材料であり、これの研究では日本が独自の研究成果を出していた。また、実用化に関しても東京電気化学(現・TDK)が生産を開始していたが、そこに挑戦してきたのがオラン... 2020.05.10 裁判ファイル
情報 ブログの歴史 20世紀の末になると、インターネットの分野にブログが登場した。これまで情報発信はマスメディアが圧倒的な役割を占めていたが、ブログは世界中の多くの人々に情報発信をする手段を与えた。動画などとの連携ができるようになり、発信方法も多様になっている... 2020.05.09 情報
元素 フッ素の歴史-人殺しの元素 フッ素の単離は極めて難しく、その毒性から研究者のいのちを何人も奪っている。そして、「元素のティラノサウルス」というあだ名がついた。これだけ人を殺している元素も珍しい。 年表 1670:蛍石に濃硫酸を加えるとガラスも溶かす液体がでると判明、フ... 2020.05.09 元素
生物 生命の起源 研究の歴史 生命の起源を求める研究は、人類誕生以来の研究課題であり、大勢の人々が関心を持った。しばらくは自然発生説が信じられていたが、その後、否定される。その後は、宇宙からやってきたという説と、原子の海で化学的に生まれたという説が起こった。現状では、実... 2020.05.09 生物
永久機関 永久機関の歴史5:永久機関が死んだ日-エネルギー保存則と特許庁 永久機関を作ろうとする試みはすべて失敗に終わった。近代に入ると、学術的な観点や、実用的な観点からも発表などが禁じられるようになる。 年表 学会からの否定 1775:プロシア科学アカデミー、永久機関の議論は受け付けないと発表 1824:サディ... 2020.05.08 永久機関