サブマリン特許の実例まとめ

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パテントトロールとならんで、特許に関する係争で多くあったのがサブマリン特許である。この事例をまとめた。

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サブマリン特許の定義

サブマリン特許の定義は、長い間特許を出願したことを秘密にしておき、その技術がポピュラーになってから特許を成立させ、侵害訴訟や実施料金の請求をすること。特許海賊(パテントパイレーツ)ともいうらしい。

あたかも水中から突然姿をあらわすようなので、この名前がついた。潜水艦に関する特許とは関係がない。

サブマリン特許のやり方?

アメリカでは出願公開の習慣がなかった。なおかつ、特許の出願からではなく成立から17年保護される決まりだった。この不備がサブマリン特許の温床になっていた。

特許の出願する

特許の審査請求をあえて繰延にすることで成立を遅らせる

その間に似た特許が事業されるのを待つ。

事業をみつけたら特許を成立させ、実施料金の請求などをする

1995年前後のアメリカの制度改正で、出願したあと20年保護される、と改正され、あえて時間をかせぐことができなくなり、サブマリン特許は実際に実現することは難しくなった。

しかしながら、それ以前に出願されたものには改正した法案は適応されない。

サブマリン特許の実例

実は結構古くからある。

セルデン特許

1895 :セルデンが自動車デザインに関する特許を成立させる。出願は79年だった。ついで、フォードモーターなどに訴えをおこした。

フォードモーターらは訴訟に異議をとなえた。しかし、裁判はセルデンの勝訴におわり、実施料金を手にした。

マイクロコントローラー特許

ギルバートハイアットがマイクロコントローラーに関する特許をもっているとしてテキサスインスツルメンツとインテルに訴訟を起こした。のちに特許は無効になった。

レメルソン特許

サブマリン特許として有名なもの。ジェローム・レメルソンが出願した画像処理に関する特許だった。1956年に最初の出願がなされ、意図的なくりのべを繰り返していた。

画像処理が発展してから、レメルソンは実施料金を数億ドル得た。

2004:意図的なくりのべが過失行為であるとして、当該特許は無効であるという判決がくだされた。

SDRAM裁判

ラムバス社が特許が使われているとして、東芝などに実施料金を請求した。最初の出願は90年代以前だったが、2000年から特許を成立させ、実施料金をもとめた。

2013:クロスライセンスで合意し、係争が終了した。

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