地学

地震予知の歴史-当たった予言もある?!

地震予知の歴史は意外と長く、日本は昔から恐ろしい地震災害を予想し対策しようと夢見てきた。しかし、まだ天気予報のような正確さの予知は得られていない。 歴史の上では、一応当たったと読み取れる予想は得られたことはある。ただし、 ・事後的に見て予言...
地学

火山噴火予測の歴史-当たった予測もある!

火山の噴火予測は、地震の予測と似ている部分が多い。両者とも、被害が大きくでる災害であることはもちろん、地中の変動を観測する。その歴史をまとめた。 火山噴火予測の歴史 火山の研究がきっかけ 紀元前:火山の研究がはじまる。プリニウスがヴェスヴィ...
医療

新型コロナワクチン接種体験記-副作用・副反応は?

新型コロナウイルスに対するワクチンを接種する機会があったので、その体験を時系列でまとめた。今回はmRNAを使ったワクチンということもあり、副作用・副反応などはどうだったのか記録しておく。というわけで科学史の発展のためのモルモットになってみた...
論争

麻酔の発明者は誰?-そして誰もいなくなった

麻酔の発見は、複数の人物が同時期に偶然の発見をしたことで生まれた。しかしこのことで、先取権をめぐって争いが起こってしまった。結局、登場人物たちはみな不幸な末路を迎えてしまった。 年表 気体の研究がきっかけで麻酔作用の発見にいたる。 麻酔発見...
人物伝

ジョー・ニューマン-永久機関芸人?【しくじり科学者3】

永久機関を作ったのみならず、そのマシンの特許が受け入れられなかったことをきっかけに訴訟をおこし有名になった人物の生涯をまとめた。彼はある種のヒーロー(?)となった。 ニューマンの生涯 1980年代:ニューマン、出力が100%を超えるモータを...
永久機関

実在した永久機関8:オルドリッチの永久機関

オルドリッチという男が19世紀末に起こした永久機関にまつわる詐欺事件。 年表 1890年代:J.M.オルドリッチ、永久機関の制作に取り組む。この過程で、うまくいかないことに気づいていた。 1897:ペンシルベニア州で展示。この時は勝手に動く...
消された歴史

偽メシアの外れた予言まとめ

古代から現在まで、偽メシアと呼ばれる人達が、世界の終わりや千年帝国の到来を予言した事象は多くあるが、その予言はすべてはずれている。その歴史を年表で振りかえる。 宗教か科学かに関わらず予言が外れた場合の反応は似ていることがわかる。 年表 2世...
永久機関

実在した永久機関7:ウィリスの永久機関

1850年代に、アメリカでのウィリスという男が、永久機関を製作したと主張した。彼はこれを公開して入場料を取った。しかしながら、これは当時ひろまった技術だった圧縮空気をつかったインチキであった。 ウィリスの永久機関 ウィリスの永久機関の展示 ...
医療

医学・薬学のセレンディピティ

医学と薬学でもセレンディピティにより発見された事例は多く、さらにそれらが今日たくさんの患者を救っていることにもつながっている。パターンとしてはもともと別の研究をしていたら医学的な発見をしたというケースが多い。 医学のセレンディピティ インス...
日用品

日用品のセレンディピティ

我々の日常にあふれているものの中にも、偶然がきっかけで生まれた便利な商品がたくさんある。その発明発見の歴史を年表にした。 年表 マジックテープ 1950:ド・メストラル、散歩中にくっついたオナモミ(くっつき虫)の顕微鏡で観察 直後:かぎとわ...
軍事

ブラックジャック(武器)について詳しく解説!歴史・語源は?

砂を使った武器として有名なブラックジャックの歴史を年表でまとめた。 年表 19世紀後半 :フランスあるいはドイツで作られるこの時は棍棒の先端に革をかぶせたもの 19世紀末:鉄くずや鉛玉を皮袋の中に詰め、しなるようにした。・・・打撃面積が大き...
考古学

考古学のセレンディピティ

考古学では、そのままでは目に見えない地中の遺跡などが研究対象になることもあり、しばしば偶然が重なって発見がなされることがある。今もどこかの地中で偶然の出会いを待っている遺跡が存在しているはずである。 年表 工事中などに発見 現代の日本でも起...
元素

元素の発見でのセレンディピティ

元素の発見は、偶然がきっかけで見つかったものも多い。もちろんその多くは発見を予想して試行錯誤の末見つかったものが多いが、ここではセレンディピティによって見つかった元素をまとめた。 酸素 1770代 プリーストリー、偶然、酒の表面に漂う気体が...
哲学

自己実現的予言の歴史・実例を詳しく解説!

自己実現的予言、あるいは予言の自己成就は、社会科学で見られる現象として有名である。その概念の歴史と実例を年表でまとめた。実は日本のデフレの心理的な要因になっている。 自己実現的予言ある予言や期待がなされることによって、(それが間違っていても...
天文学

天文学のセレンディピティ

天文学では遠くにある、直接目には見えないような星々を扱うが、その過程ゆえに偶然によって大発見につながったケースが多くあった。 年表 ビッグバン 1964 :ペンジアス、ウィルソン、もともとは大気圏の外からの電波を拾う研究をしていた。 同時期...
軍事

特攻の父も騙された!水からガソリンができた?

第二次大戦の時期の日本で、「石油の生成に成功した」という触れ込みで詐欺をはたらいた事件が多発した。その男は本多と名乗り、当時の軍の上層部を騙したが、インチキであった。 年表 水からガソリン事件 1930代 日本海軍燃料厰に「水からガソリンが...
生物

恐竜絶滅の珍説まとめ

恐竜の絶滅については、長い間様々な説が提唱されてみたこともあり、ジョークのネタにされることは必至の問題であった。なかには一見まともな考察っぽく見えるものも創作されており、わりと笑える。以下は特に断らない限りジョークである。 恐竜絶滅の原因ジ...
その他

血の日曜日事件、ブラックマンデー、他の曜日の類例は?

血の日曜日事件など、印象的な事件のあった曜日には、固有の名前がつくことがある。そのほとんどは悲劇的なものだが、その類例があるのかまとめた。はたして、1週間は全て埋まるのか? 曜日の年表 1905 血の日曜日事件・・・サンクトペテルブルクにて...
人物伝

ドジっ子!ファン・ヘルモント-実験間違いまとめ【しくじり科学者1】

ヤン・ファン・ヘルモント(1577~1644)は、柳の実験などで前近代的な間違いを多く犯していることで有名だが、間違っているようでどこか憎めないヘルモントのしくじりを網羅的に紹介!彼の名誉のためにも、業績についても述べる。 ヘルモント 年表...
哲学

オッカムの剃刀の反対・対義語3つを解説!「ヒッカムの格言」とは

科学技術の分野でよく使われる、「最小限の仮定で現象を説明せよ」という原則、「オッカムの剃刀(Occam's razor)」は有名であるが、その逆(対義語)である「ヒッカムの格言」を解説する。そのほか、2つほど反対の言葉がある。 ヒッカムの格...