その他

自己責任論はいつから?-氷河期ロスジェネ、ひとり親、新型コロナ

日本における自己責任論の歴史を年表にまとめた。なお、自己責任とは本来「自分の責任のもとで法的な権利を行使する」といった意味で、単純に「お前の選択が悪いんだ」という意味ではない。 平成日本の自己責任論 借主責任論 1990年代はじめ:バブル崩...
その他

飛行機にしがみつき密航して成功する確率

飛行機の車輪にしがみつくなどして、格納庫で飛行機に乗るシーンは映画などでお馴染みである。しかし、本当にうまくいくのだろうか?実際にやってみた人の統計データから、うまくいくのかを単純計算で割り出す。 これは格納庫から降りるシーンだが 飛行機で...
日用品

自動運転の交通事故まとめ-日本での事故は?

自動運転は注目されている技術だが、それに伴い死亡事故などの事例が発生してきている。その年表である。なお、自動運転にもいくつか段階があり、運転者を補助するものは運転支援、完全に自動で走るものは完全自動運転といわれる。 事故の年表 運転支援での...
悪魔の発明

実際のギロチンの処刑失敗集-ルイ16世は太すぎた?他の失敗も

ギロチンは本来は「人道的で確実な」処刑方法として考え出された処刑機械です。しかし、少ないながら処刑失敗の可能性は0ではなく、実際に失敗した事例もあります。ここでは、ルイ16世をはじめとして、他の貴族や殺人犯の失敗事例について年表で記述してい...
悪魔の発明

ギロチンの原形まとめ-実は石器時代にもあった?!

ギロチンはフランスで発明された処刑道具であるが、その原型はすでに数世紀まえから存在した。また、互いに影響を与えている。ここでは、その歴史を解説する。 ギロチンの原型 最初のモデル 14世紀には、二本の柱の間を刃が滑り落ちるようにした「首切り...
航空宇宙

蒸気機関の飛行機の歴史―空飛ぶ蒸気機関があった?!

本当にあった空飛ぶ蒸気機関の歴史について書きます! 歴史と考察  ガソリンエンジンで人類が飛行に成功する以前、蒸気機関で空を飛ぼうとする試みが繰り返された。結局、安定的な飛行と呼べるものは成し遂げられなかったが、「一応、浮いた」くらいの成果...
航空宇宙

SF「月世界旅行」と科学者-ロケットの黎明期

SF「月世界旅行」とロケット技術の関係について書きます! VR空間内での実物大のロケット。左から、ドイツのV2、ソ連のボストーク、アメリカのサターンV 歴史と考察  19世紀のSF小説が科学誌に大きな役割をもたらした。ヴェルヌの月世界旅行と...
数学

4色問題(四色問題)の反例が発見された?!

四色問題は、長い間解決されなかった難問であるが、その過程で、反例と思われるものが提出されたことがある。それを年表でまとめた。 なお、証明方法が間違っていることを示すものであって、四色問題そのものの反例ではない。よって、すべて4色あればぬれる...
物理

エーテルが検出されたことがあった?!

マイケルソン・モーリーの実験で、エーテルは検出されなかったが、エーテルが検出されたという報告がされることもあった。その年表である。 結局、測定されるべき値は検出されず、相対性理論の登場によりエーテルは否定された。 エーテル仮説 光の伝達に必...
名著を読む

『人間機械論』の要約

人間機械論の要約した内容について解説する。 目次 目次と簡単な概要。 人間機械論・・・人間の体は機械である。各部位は、部品である。栄養を取ることでぜんまいをまくのだ。1.ハルレル氏に捧ぐ献辞2.医学の観察記録として幻肢痛やトランスジェンダー...
化学

人工光合成の歴史-本多=藤嶋効果

光合成は植物特有の働きであり、動物は行うことができない。また、生態系にとっても非常に重要な働きである。二酸化炭素から酸素を作り出すことができるのはあるいみ植物の特権であるともいえる。これを人工的に再現しようとする試みの年表である。 光合成の...
生物

光合成の歴史-光合成説vsフムス説

植物の最大の特徴ともいえる光合成の研究は、どのようにすすんだのかの年表。フムス説についても解説する。 光合成の概念図 年表 紀元前4世紀:アリストテレス 植物は根から土の養分をとる、と想像。 植物の根っこには口があって、土を食べているのでは...
その他

テクノヘゲモニーとは―意味と年表

テクノヘゲモニーの言葉の意味と、その実際の国々がたどった歴史を見ていこう。この言葉は薬師寺泰蔵の書いた「テクノヘゲモニー」で提唱された概念である。 テクノヘゲモニー技術的な世界の覇権、という意味。技術を表す「テクノ」+覇権を表す「ヘゲモニー...
物理

相対性理論を理解してる人は3人だけだった?この3人は誰?

相対性理論のむずかしさを表すエピソードとしてもっとも有名なものとして有名なのがこの「相対性理論が発表された時、理解できたのは世界で3人しかいなかった」というものである。 この出典、あるいは元ネタはなんだったのか、そしてこれは真実だったのか、...
哲学

功利計算の方法とは-快楽・苦痛をどう計算するのか

今回はベンサムの考案した、功利主義の基本的な考え方となる功利計算の方法について解説する。 歴史と考察 ベンサムは功利主義を考えたさい、功利計算という方法で社会の幸福を計算することで、必要な政策をするべきだとした。功利計算の方法は、彼の著作で...
軍事

石原莞爾の戦争プラン・予言-「私が指揮すれば勝てた」

石原莞爾は日本の将来について、独自の予言をしていることで知られる。主著である「世界最終戦論」でも、予言をふくめ将来予想のようなものを多く残しており、中には技術的なものもあるので興味深い。『世界最終戦論』の流れも含めて年表にした。ここでは、そ...
哲学

ト・ヘーゲモニコン(指導理性)とは-哲学書としての自省録

マルクス・アウレリウス・アントニヌスが執筆した「自省録 」は、哲学書としても有名である。その歩みを年表にまとめた。 ヘーゲモニコンの意味 ト・ヘーゲモニコンとは指導理性と訳される。あるいは「統轄的部分」、「主導的部分」と訳される。 (「ト」...
占星術

占星術の歴史3【中世イスラム圏】

中世になると、イスラムの文化圏が安定期を迎え学問の中心となるが、占星術もその影響でイスラム世界で受け入れられた。暦の作成に関心があった人々にとって、占星術の方法論は役に立つものであったらしい。その反面、占星術に対する批判もこの時期から強まり...
日用品

ポストイットの歴史

付箋の代名詞ともいえるポストイットの年表。これの歴史には失敗と偶然が重なった面白い歴史を持っている。偶然が生んだ世界一有名な文房具といってもよい。 年表 1970:3M社のスペンサー・シルバー、「一時的に貼れるがすぐに剥がれる接着剤」を開発...
永久機関

実在した永久機関5:ガラベド計画

19世紀~20世紀初頭までのアメリカでの「永久機関への熱狂」の一つである。この計画を立案したのは、ガラベド・ギラゴシアン(ジラゴシアン)という男で、議会をも巻き込んだ騒動に発展した。永久機関ができたと勘違いしてしまったというのがオチであった...