Now And Then/Beatles和訳解説!最後は何と言ってる?

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2023年11月に「ビートルズ最後の新曲」とも目される『Now And Then』がリリースされました。ここでは、この曲の和訳について解説していきます。また、最後につぶやかれている言葉は何と言っているのかも解説します。

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Beatles “Now And Then” 和訳

『Now and Then』は2023年にリリースされたビートルズの最新作です。動画配信としてはすでに公開されています。

公開後数時間で200万再生以上を突破しているので、伸びがすさまじいです。

また、レコード盤はすでに販売が開始されているようです。

Amazon.co.jp : now and then

ビートルズの『Now And Then』の和訳を見ていきましょう。タイトルは邦訳は特にされず『ナウアンドゼン』となると思われます。

歌詞引用:https://genius.com/The-beatles-now-and-then-lyrics

”Now And Then” ヴァース1 和訳

まずイントロでは、”One, Two, (Three)”という風にカウントが入ります。これはおそらくポールマッカートニーによる声だと思われます。

I know (中略)because of you

本当さ
全ては君のおかげ
もし僕が最後までやり遂げたら
それは全部君のおかげなんだ

now and thenは、「今も昔も」、と訳すこともできますが、ニュアンス的には「時には」「ときどき」という意味合いもあります。

そして、youは洋楽ではいつものことですが、「君」と訳すこともできれば、「君たち」と訳すこともできます。

And now (中略) love you

今も昔のように
もう一度やり直すなら
そう、僕らは確かに知るだろう
僕が君を愛していることを

”Now And Then” コーラス 和訳

ここではバッキングボーカルもはっきり入ってきます。ポールマッカートニーとリンゴスターがバッキングボーカルに参加しています。

2023年時点でジョージハリスンも死去していますが、90年代に制作していた部分に声が残っているようで、バッキングボーカルにはジョージハリスンの名前も記されています。

Now and (中略) return to me

時おり
君が恋しくなる
時おり
君がそこにいてくれればいいのに
いつも僕のところへ帰ってこられるように

”Now And Then” ヴァース2 和訳

I know (中略)never stay

本当さ
全ては君のおかげなんだ
そして君が遠くに行ってしまうなら
僕は知るだろう、君は戻ってこないことを

この部分は遠くに行ってしまったメンバー、つまりレノンとハリスンに対しての惜別のメッセージのようにも受け取ることができます。

あとは、コーラスとヴァース1を繰り返してアウトロとなります。

最後のつぶやきは何と言っている?

アウトロのところで「ゲッワン」というようにつぶやいているのが聞こえます。これはそれほど音量を上げなくても聞こえるので、すぐ気づくでしょう。

これは「Good one.」といっていて、「良い出来だね」という意味になります。

こうしたつぶやき声を入れていくところもビートルズによくある遊び心精神が現れていて、らしいなと感じられるところです。

Now And Then 解説

ナウアンドゼンは、AIによるボーカルの抽出が試みられた曲ということで、新しめの技術が使われます。

実は、もともとこの曲は1990年代にリリースされたかもしれなかった曲でした。

本当はビートルズアンソロジーに入る予定だった

ナウアンドゼンは、もともとはビートルズアンソロジー(デモ音源などのリリース)の時に、この時に制作された新曲「フリーアズアバード」「リアルラヴ」につづいて、三枚目の新曲としてリリースを目指して制作されていました。

ただし、この時は完成を見ないまま終わっています。

当時は3曲目の新曲についてジョージが難色を示したともいわれていますが、リリースされた動画の説明欄によると、ボーカル部分で技術的な困難があったため、という風に説明されてもいます。

なので、ビートルズアンソロジー3には、ナウアンドゼンではなく「The Beginning」というインスト曲がオープニングナンバーになっています。

そして、「その時の作りかけのデモ音源」とされるものは、動画サイトなどに流出もしていました。

これに関しては、「ジョンレノンのデモを適当にそれっぽく改変したもので、アンソロジーの時に作られたものではない」という説も流れていましたが、当時のレコーディング関係者がナウアンドゼンという曲は製作されていたのは事実、という発言をしたことで、作りかけであったことが明らかになっていました。

もっというと、そのデモ音源をもとにしたファンが作ったミュージックビデオ、みたいなものまで作られていました。

それが2023年に満を持して完成したことになります。

最新の技術でボーカルを抜き出しているので、90年代に作られたものよりレノンの声もはっきり聞こえます。

もともとのデモはジョンレノンのもの

このナウアンドゼンも、フリーアズアバード、リアルラヴと同じく、ジョンレノンのボーカルを含む音源を、ビートルズが再編集して完成させたものになっています。

もともとのレノンの音源は、1970年の後半にレノンが制作したものです。

デモの内容としては、ラブソングとして制作していたようだということが判明しています。

まとめ

  • ビートルズ最後の新曲『Now and Then』は、2023年にリリースされたビートルズ最後の新曲といわれる曲。
  • 歌詞の和訳はラブソングのようでもあり、メンバーに対するメッセージのようでもある。
  • もともとはアンソロジーに入るかもしれなかったが、当時は完成せず、最新のAI技術などで遂に完成した。

未完成のままだった曲が正式に完成を迎えるのを見られたのは非常にうれしい経験です。

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