永久機関

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永久磁石による永久機関は製品化されていた?永久磁石モータはなぜできないのか

永久磁石はずっと反発力と引力を保ち続けるので、これを使えば永久機関ができるのでは・・・という考えはいろいろと試みられてきました。ここでは、永久磁石モーターに注目してその製品化の試みを記述していきます。また、なぜ動かないのかも解説していきます...
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実在の永久機関16:Nマシン-今でも研究中の永久機関!?

単極誘導をきっかけとして、出力以上のエネルギーを得ようとする機関(すなわち永久機関となりうるもの)にNマシンがあります。ここでは、その研究の歴史についてと、なぜうまくいかないのか解説します。 Nマシンの歴史 Nマシンは単極誘導の発見をきっか...
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永久機関風のおすすめインテリアまとめ

永久機関ではないものの、長く動き続けるおもちゃやインテリアは数多くあります。ここでは、それらのうち特に面白いものを紹介しています!カテゴリーはシンプルなもの、おもちゃ・ホビー、自由研究的なものとざっくり分けています。 シンプルな永久機関イン...
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実在の永久機関15:シンガーの永久鐘-ギネス記録を持つ永久機関?

電気の時代が幕を開けたときに夢見られ、実際に作られた、長く働き続ける機関のひとつである。作られた当時に比べて動きは少なくなっているものの、今でも鳴り止まない鐘である。保存されている場所からオックスフォード・エレクトリック・ベルという名前でも...
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実在した永久機関11:ベインの永久時計

大気や地球からエネルギーを供給することで、ずっと動き続ける機関を作ろうとする試みは実際にあった。これは荒唐無稽とは言い切れず、原理的には可能な現象が存在する。これをつかった時計を解説する。しかし、いかさまも多く現れた。 ベインの永久機関(永...
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永久機関の歴史3:永久磁石、ペリグレヌスの永久機関

中世から近世になってくると、磁力の発見により、ずっと力を備えているもの(永久磁石)の存在が明らかとなった。当然、この性質を利用してこれらを永久機関に使おうとする活動が見られた。永久磁石はその性質から、車輪や水をつかうものよりは永久機関との相...
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実在した永久機関10:オヌクールの永久機関-実は二つあった!

13世紀の建築家だったヴィラール・ド・オヌクールは、永久機関のスケッチを残していたことで知られる。かれのスケッチ集である「画帖(アルバムともいう)」は30枚くらいの羊皮紙からなり、これに様々な発明品が記載されている。これらのマシンについても...
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実在した永久機関【番外編】:面白い永久機関

実際に存在した、あるいは考案された、変わった形の永久機関や、面白い永久機関を紹介する。もちろん、すべて永久に動くことはなかった。機構や原理も単純なものから複雑なものまで、非常に多岐にわたる。 図版出典は全て: 非平衡車輪など 片方の重みだけ...
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実在した永久機関9:ウスター侯の永久機関

中世ヨーロッパのウスター侯(ウスター侯2世、本名はエドワード・サマーセット)は、じしんも発明をたくさん行ったほか、機械に関する情報をまとめ、書物をのこした。その中には自分の力だけで動き続ける車輪のアイディアがあり、永久機関のひとつのモデルと...
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実在した永久機関8:オルドリッチの永久機関

オルドリッチという男が19世紀末に起こした永久機関にまつわる詐欺事件。 年表 1890年代:J.M.オルドリッチ、永久機関の制作に取り組む。この過程で、うまくいかないことに気づいていた。 1897:ペンシルベニア州で展示。この時は勝手に動く...
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実在した永久機関7:ウィリスの永久機関

1850年代に、アメリカでのウィリスという男が、永久機関を製作したと主張した。彼はこれを公開して入場料を取った。しかしながら、これは当時ひろまった技術だった圧縮空気をつかったインチキであった。 ウィリスの永久機関 ウィリスの永久機関の展示 ...
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実在した永久機関5:ガラベド計画

19世紀~20世紀初頭までのアメリカでの「永久機関への熱狂」の一つである。この計画を立案したのは、ガラベド・ギラゴシアン(ジラゴシアン)という男で、議会をも巻き込んだ騒動に発展した。永久機関ができたと勘違いしてしまったというのがオチであった...
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永久機関の歴史5:永久機関が死んだ日-エネルギー保存則と特許庁

永久機関を作ろうとする試みはすべて失敗に終わった。近代に入ると、学術的な観点や、実用的な観点からも発表などが禁じられるようになる。 年表 学会からの否定 1775:プロシア科学アカデミー、永久機関の議論は受け付けないと発表 1824:サディ...
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第2種永久機関の実例-ゼロモーター、トリプラーの永久機関、水温で進む船

熱の移動を利用して動き続ける第2種永久機関は、エネルギー保存則と熱力学第2法則の発見後も試みられていた。その例がトリプラーの液体空気機関である。液体空気を低温側、大気を高温側として装置を動かし続けようというもの。しかし、摩擦熱で低温側が温度...
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実在した永久機関2:コックスの永久機関-唯一成功した永久時計!?

18世紀に、「ずっと動き続ける時計≒永久機関」を実際に作り上げた男がいた。ジェームズ・コックスという時計製作者がその男である。ただし、もちろんエネルギー保存則に反するものを作ったわけではない。 永久機関といっても、大気圧の変化から水銀の荷重...
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永久機関の歴史4:電気・原子力

近代にはいいって電気の発見、電池の発明が起こると、これを利用して永久機関を作ろうとする試みが生まれた。磁石による永久機関はすでに試みられていたが、電磁石との組み合わせなどがこの時代に生まれることになった。また、ラジウムの崩壊による放電作用が...
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永久機関の歴史2:サイフォンの原理・毛細管

水を使った永久機関の歴史もまた古くからある。サイフォンの原理や、毛細管現象が発見されると、その特性から永久機関ができるのではないかと夢想された。また、科学者が登場してくると、水の循環などを説明するために永久機関のモデルが考えられた。有名なボ...
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実在した永久機関6:パップ氏の永久機関-永久機関vsノーベル賞受賞者

ノーベル賞受賞者の物理学者、リチャード・ファインマンが目撃した永久機関。不幸なことに、公開実験で事故が起きてしまい、死者が出てしまった。死者数で見ればある意味、史上最悪の永久機関に関する事件である。現代でも、永久機関の制作者みたいな人がちら...
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実在した永久機関1:オルフィレウスの永久機関について詳しく解説!

17世紀末に一人の技術士が現れ、自分は永久機関を作ったと主張した。本名はベッスレル、ハンドルネームをオルフィレウスという。彼の作った装置は永久に動くとうわさされ、検証実験が行われることになった。永久機関が検証されるという行為が行われた最初期...
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実在した永久機関4:キリーモーター事件

19世紀に起きた、人類の永久機関史の中でも最大級の詐欺事件である「キリー・モーター」をめぐる事件についての年表。実際に彼のモーターを実用化するための会社が設立され、かなり大規模に金を失った被害者が出てしまった。実に浮かばれない話である。なお...