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パラリンピックでも特有の禁止恋や販促がある。ここでは、パラリンピックのドーピングともいえる「ブースティング」について解説する。また、その他の反則・禁止行為についても解説していく。
ブースティングがなされるのは主に車いす競技である。
ざっくりいうと意図的に部分的に刺激を与えることで、神経を作用させ、好記録を狙うものである。
脊髄損傷のあるアスリートは、そのままだと、疲労しやすく、持久力のレベルが低下する可能性がある。ブースティングは、自律神経反射障害を誘発することで体をだまして高血圧と高い心拍数の状態にし、酸素の利用を増やしてパフォーマンスを向上させる。
国際パラリンピック委員会(IPC)は、1994年にこの行為を禁止にした。しかしながら、ブースティングは判別方法が難しいという難点がある。
下半身に痛みを伴う刺激を与えることによっておこなう。
イベントの前または最中にブースティングを行うアスリートは、希望するレベルを達成するために極端な措置を講じることで一種の自傷行為をする。ブースティングのテクニックは次のとおり。
・膀胱をあえていっぱいになるまで我慢したり、カテーテルを細工する。
・レッグストラップをきつく締める
・足、脚、陰嚢、または睾丸への感電または圧迫
などである。
脳卒中や心臓発作などの脳血管または心血管の障害の発生を含む、多くの副作用がある。その他の合併症は次のようなもの。
・失語症
・脳出血
・てんかん
・高血圧
・熱中症
・視覚障害
などがあり、実はかなり危険である。
2000年のシドニー大会男子バスケットボール知的障害クラス金メダルのスペインチームに障害者を装った健常者がいたことが発覚し、金メダルをはく奪された。
この結果を受けて、2002年のソルトレイク大会から知的障害者クラスを実施しないことになった。
そののち、2012年開催のロンドン大会では、知的障害者クラスに関し、「障害認定の厳格化等の条件を満たした」とIPCから承認を受けたいくつかの競技・種目が再び実施された。
競技によっては健常者の介助者が存在する。
ボッチャというスポーツでは、介助者はボールが投げいれられたフィールドを見てはいけない。また、コミュニケーションをしてはいけない。
このように、介助者とのコミュニケーションを含む反則があることもパラリンピックの特徴である。
反則によって幻の金メダルが少数ではあるがパラリンピックでも存在する。
2002年:冬季パラリンピック トーマス・エルスナー・・・バイアスロンとクロスカントリースキーで金メダルを取った。しかし、薬物検査での不正があったとして、金メダルをはく奪された。
2000年:夏季パラリンピック スペイン男子バスケットボールチーム(上述)