a long long time ago in a galaxy far awayとは、Googleのイースターエッグとして仕掛けられた演出のひとつです。これができないのかどうか確認してみました。誤訳とは何かについても解説します。
元はスターウォーズの冒頭字幕
この英文「a long long time ago in a galaxy far away」は、スターウォーズシリーズの冒頭で必ず表示される字幕として有名です。
a long long time ago in a galaxy far away
遠い昔、はるかかなたの銀河系で…
スターウォーズ冒頭
上の画像のように、黒背景に青い文字で書かれ、「遠い昔、はるかかなたの銀河系で」と訳されることがお約束になっています。
本編をみたことがなくても、一度はこの画像やメッセージを読んだことがあるというひとも多いのと思われます。
スターウォーズって先進技術が使われてる未来の話かと思いきや、じつは大昔の話だったんだ、となった人もいるのではないでしょうか?(少年時代の筆者がそうでした・・・)
オープニングの元ネタ
この有名なオープニングの字幕の表現には、元ネタがあることで知られています。
この本となったのは、まだ映画が白黒だった時代の「フラッシュゴードン」とよばれるSFシリーズの映像作品で、その作品中に字幕が斜めに表示され上に移動していく、という表示方法が使われていました。
ルーカスはこれをまねしてスターウォーズのオープニングを作ったことがわかっています。なお、1970年代~80年代の三部作では、カメラを使って床の上においた物体を撮影することで字幕の移動を再現していたようです。
さすがに新三部作、続三部作では、コンピュータを使った処理によって製作されています。
a long long time ago in a galaxy far awayはできない?
a long long time ago in a galaxy far away は、2015年の「スターウォーズ フォースの覚醒」の公開にあわせて、グーグルで実装されたイースターエッグでした。
以下の動画を見るとわかりやすいです。
検索結果が字悪のように上に競りあがっていくのがみてとれます。
音楽もおなじみのものがながれますね。
いまはできない
これは今日では、もうできないことが実際に検索してみるとわかります。あくまで、「フォースの覚醒」の公開時期のみの演出だったと考えるのが妥当だと思われます。
実際、上の動画のほかにもこれを試した動画は公開されていますが、どれも2015年以内(11月の末ごろのみ)の投稿となっており、その時期限定だったことがわかります。
a long ~far awayの誤訳とは?
この検索ワードを打ち込んでみると、「誤訳」という検索予測候補が現れるのがわかります。
これを調べてみると、どうやら「galaxy」を「銀河系」と翻訳するのは間違いなのではないか、ということのようです。
たしかに、厳密な表現ではgalaxyは銀河という意味で、「galactic system」が「銀河系」ということになりますが、galaxyを単体で使っても銀河系という意味でも使われるので、誤訳とまでいうのは極端かもしれませんね。
他の映画に関するイースターエッグ!今でも見られる!
ほかにも、映画にちなんだイースターエッグは用意されており、これは今でも遊べます!
サノスの指パッチン
これはアベンジャーズ公開にちなんだイースターエッグです。
「thanos snap」で検索してみましょう。一番上の「Play Google Thanos Snap Effect – elgooG」をクリックして開けば遊べます。
一見するとどこに仕掛けがあるのかわかりませんが、サノスの指をクリックすると、まず指が動いて音がなります。
さらに少し待っていると、音とエフェクトとともに検索結果が半分消去されます!
元に戻すには、もう一度クリックしましょう。タイムストーンの効果で検索結果がもとあった場所に戻ります。
まとめ
- a long long time ago in a galaxy far awayは、グーグルのイースターエッグでしたが、今は実行できません。
- ほかにもサノスの指パッチンなどがあり、これは今でも遊べます。
これからもビッグコンテンツの映画が公開されたら、イースターエッグに注目ですね!