医学・薬学のセレンディピティ

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医学と薬学でもセレンディピティにより発見された事例は多く、さらにそれらが今日たくさんの患者を救っていることにもつながっている。パターンとしてはもともと別の研究をしていたら医学的な発見をしたというケースが多い。

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医学のセレンディピティ

インスリン

1889 膵臓を摘出した犬の尿にハエが群がることを偶然目撃。つまり、膵臓の分泌物が糖尿をふせぐ、と判明

1921 バンティング、ベストが単離に成功

同年 マクラウドが「インスリン」命名。糖尿病患者を救う薬に

アナフィラキシーの研究

19世紀末 リシェがもともとはクラゲなどの毒物を研究していた。

1902 ミスで毒を投与しても死ななかった犬が、次は少量でも体に悪影響がでた。

20世紀初頭 アナフィラキシーの仕組みが解明、ここからアレルギー研究も進んだ

黄疸

1950末 看護師が偶然(目ざとく)、窓際にベッドがある黄疸の赤ん坊について、新生児黄疸がきえることを発見。

20世紀後半 紫外線をあびるとビリルビンを排出できるようになり、黄疸がきえると判明。新生児の治療に生かされている。

心臓病とコレステロール

1970代 日本の獣医、渡辺嘉雄、たまたまウサギを飼育していた

1973 うさぎの血中コレステロール濃度が以上にたかいのを発見、この系統は心臓病になり、調べるとLDL受容体がかけていると判明

同年 ダラス、ブラウン、ゴールドスタイン、患者の研究をし、LDL受容体がかけていると判明

薬学のセレンディピティ

クロルプロマジン

1940後半 アンリ・ラボリ、手術前の患者の不安をとるため、向精神薬を探していた。

1957 レオスターンバック、二年前に作られ放置されていた化合物に鎮静効果があると気づく

ミノキシジル 

高血圧治療の薬だが、なぜか毛がはえた

シクロスポリン

1970代 ボーレル、もともとは抗生物質の研究をしていた

ノルウェーとウィスコンシンの土から、抗生物質の効果は弱いが、免疫拒絶反応を減らす物質を発見

自らに投与し、免疫抑制効果をしめす。副作用がないことがわかった。

手術に必要な免疫抑制として活用

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