ハリーポッターに出てくる羽根ペンの実在の歴史を詳しく!

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ペンと紙は人類の文明をおおきくかえた。思考を助けるという点でも、かなり有意義な発明であった。とくに歴史を記録する意味で非常に大きな影響を及ぼした。後の時代から過去を知るのには紙に記された歴史を見るしかない。また、羽根ペンはフィクションでも活躍している。ここでは、実際に使われていた羽根ペンの歴史を詳しく解説する。あわせて、古代の植物のペンについても解説する。

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古代のペン

紀元前3000年頃の古代エジプトでは、草の穂、竹の根本をペンとして使っていた。これは単純に茎が固めの植物を抜いて使ったもので、その先にインクとなる液体を塗って文書を書いていた。

しばらく後には、葦ペンの登場が起こる。使う植物が葦になり、さらに葦ペンの先を斜めにきり、さらに縦にわるという改良が起こった。

羽根ペン登場

5世紀から7世紀になると、羽根ペンが登場する。ペン先を割るのはこれでも同じである。羽根ペンは時々ペン先をナイフで削って整形し直す必要があった。

15世紀には別のタイプとして砂糖きびペンが登場、エラスムスが使用。

上の図はホルバインの書いたエラスムス像である。サトウキビを軸に使ったペンを手に持っている。

中世 金属のペンが登場

15世紀:金属のペン先をつけるという発明がされる。これは、以前の植物や羽の耐久性のなさを克服できようにするためである。形は斜めのペン先をやはり縦に割ったものが使われた。これは今日でも万年筆のようなペンにその形をとどめている。

しかし、18世紀になっても羽根ペンを好んで使う人も折り、作曲家のハイドンは、羽ペンを使用して楽譜をかいていた。

上の図の肖像では右手に羽根ペンを持っている。

意外なところでは、ナポレオンの公式文書も羽ペンで書かれていた。これも18世紀末ころの事例である。

近代的なペンの登場

1809年には、ブラマーが、羽を輪切りにきり、ペンを軸にさし、インクを中に溜め、軸を押し出すことでインクが出るペンを発明した。ここから 近代的なペンの改良が進んでいくことになる。

この段階では、軸を押してインク出すので、今でいう修正液につかわれている仕組みである。以後、羽根ペンは史実からはその役割を終えた。

フィクションではつかわれる

ハリーポッターなどのファンタジー系の物語では、文章を記述するアイテムとしてかなり登場する。ただし、ペン先を削って書きやすさをキープする描写が描かれることはまずない。

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