隕石研究の歴史-神になった隕石

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隕石は古くから人類の好奇心をはぐくんできた。また、宗教的な側面も併せ持つ。その研究の歴史を年表にまとめた。

隕石落下の様子

旧約聖書、ヨシュア記、

天から降った石が敵の頭上に落下して、多くの敵を殺した

ヨシュア記

紀元前652:ローマ付近に隕石

紀元前616:中国で目撃される

紀元前700:フリギアに落下した隕石、神としてまつられる

7世紀ごろ?:メッカの石、安置される

764:続日本紀、奈良に落下

是夜有星、落于押勝臥屋之上

続日本紀

1772:ラヴォアジェ、ルセに落ちた石を調査し、地表のものと結論づける

1794:クラドニ、パラス隕石の研究、地球外のものと報告

1803:ルエーグルで隕石雨、フランス理科大学のちょうさ、宇宙の物質と断定

19世紀:隕石の分類、コンドライトの命名

1959:プリブラム隕石、偶然撮影される。速度や起動の特定

20C半ば:グロスマン、隕石から惑星の組成を研究

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豆知識

・隕石をご神体とした例・・・トロイ人、アメリカ先住民、インド、アフリカなど多く、日本では1850年に気仙沼に落ちた隕石を、養蚕に霊感があるとして寺院で保管した。

・語源はメテオラ=空中の物体の意味。

・榎本武明は、隕石から刀をつくり大正天皇に献上した。名前は流星刀という。

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考察

・なぜご神体になったのか
隕石を天からの贈り物としてありがったものというのが事実と思われる。 民間では天から石がやってきたというのが直感的にも理解されていたものと思われる。 その一方で、隕石が穏当に宇宙から来たものと科学が結論できたのは近世くらいのことであった。このテーマに関して意外と慎重だったことがうかがえある。ラヴォアジェも地上の石と結論しているが、鉄隕石だったので鉄が含まれる=地上由来と思ったのかもしれない。

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