風船おじさんのダーウィン賞受賞の真相はブラジルの事件だった!空飛ぶ神父の悲劇

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こんにちは、突然ですが、「風船おじさん ダーウィン賞」って検索したこと、ありますか?

え、ない? じゃあググってみてください。
……出てくるんですよ、なぜかこの組み合わせ。

「風船おじさんがダーウィン賞を受賞したってマジ!?」という声をちらほら聞くんですが――。

その真相、実は日本ではなくブラジルの“空飛ぶ神父”にあったんです!
というわけで今回は、検索サジェストに潜むミステリーを追いかけながら、「ダーウィン賞」「風船」「悲劇」をキーワードに、世界の“ありえない実話”を紹介していきます。


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💡まず、ダーウィン賞って何?

さて、「ダーウィン賞」って聞いたことあるけど、なんだっけ?って人もいるかも。

ざっくり言うと…

ダーウィン賞(Darwin Awards)とは、愚かな行動によって自ら命を落とし、遺伝子を次世代に伝えないことに貢献した人に贈られる“皮肉”たっぷりの賞。

要するに、「人類の進化のために、自ら淘汰されてくれてありがとう」っていうブラックジョーク満載の賞なんですね。

もちろん実際に授賞式があるわけじゃありません。ネット上で「選ばれる」だけの非公式な賞ですが、そのインパクトは絶大!

「手榴弾をおもりに使おうとして爆発」「ジェットエンジンを車にくくりつけて暴走」など、なぜそれをしようと思ったのかというのエピソードが世界中から集まってきます。

不謹慎であるが故の批判もありますが、受賞者は90年代から2022年まで選出され続けてきました。


🎈日本の“風船おじさん”はダーウィン賞を受賞してる?

さて、ここで日本の「風船おじさん」についておさらいしておきましょう。

風船おじさんとは、1992年11月、自作の風船で空を飛んで行方不明になった人物のこと。
本名は鈴木嘉和さん。
なんと風船で日本からアメリカまで飛ぶ予定でした。

結果的にこの挑戦は失敗に終わり、鈴木さんは消息を絶ってしまいました。

でも、この行動には「夢がある」「命をかけた挑戦だ」と称賛する声もあり、ダーウィン賞的な行為というより、どこか切ない、ロマンのあるエピソードとしても語られているんです。

❓結局、日本の風船おじさんはダーウィン賞を受賞してるの?

答えはNO!
ダーウィン賞の公式サイト、関連まとめ、どれを調べても、鈴木嘉和さんの名前はありません。

ネットの誤解や、よく似たブラジルの事件があったことで「風船おじさん=ダーウィン賞受賞者」という誤情報が広がってしまったようです。


なぜ「風船おじさん ダーウィン賞」で検索される?→ブラジルにいた

ここからが今回の本題!

実は「風船で空を飛んで命を落とした」人物が、もう一人いたんです。
それが、ブラジルの“空飛ぶ神父”ことアデリール・アントニオ・デ・カルリ神父

この人の話が日本の風船おじさんと混同され、ネットで「風船おじさん=ダーウィン賞受賞者」みたいな噂が流れてしまった、というのが真相なんです。


✝️ブラジルの“空飛ぶ神父”とは?

では、その神父のストーリーを見てみましょう。

舞台は2008年のブラジル。
カトリックの聖職者、アデル・ジアス神父(当時51歳)は、「トラック運転手のためのチャリティイベント」を盛り上げようと、風船1000個を体にくくりつけて空を飛ぶというパフォーマンスを敢行!

引用:https://www.nbcnews.com/id/wbna24259555

こちらもだいぶ危険な試みに見えます。
でも、彼は本気だったんです。

「GPSもつけた」「パラシュートもある」「衛星電話も持ってる」
そう語って飛び立ったジアス神父。初めは多くの人がその勇敢な姿に拍手喝采。

でも、風は神父の意図しない方向へ……。

上空の気流に乗った彼は、大西洋方向へ流され、行方不明に。
その後、海上で風船の残骸が発見され、2か月後、神父の遺体が海上で見つかったのです。

この事件は世界的に報道され、「神父、風船で空に昇天」なんて皮肉な見出しも……。


🏆この神父がダーウィン賞を受賞したことが混同された

そして!
この神父、2008年のダーウィン賞を受賞しています(死後)。

これが検索サジェストに影響した形跡は濃厚!
つまり、「風船で空を飛んで亡くなった → ダーウィン賞 → あれ?風船おじさんもそうじゃね?」という誤解が、ネット上で拡散されてしまったわけです。

したがって真相としては、日本の風船おじさんはダーウィン賞を受賞していないが、ブラジルの同様の事例が受賞したため、混同されて検索サジェストにのってしまった、ということになります。


📝まとめ:風船とダーウィン賞の奇妙な関係

最後に、今回のお話をまとめます!

  • 🎈日本の風船おじさん(鈴木嘉和さん)はダーウィン賞を受賞していない
  • 🧭 ブラジルの“空飛ぶ神父”が2008年にダーウィン賞を受賞
  • 🌍 この神父も風船で空を飛んで行方不明に→遺体が海で発見
  • 🔍 2つの事件の類似性により、検索サジェストで混同されてしまった
  • 🕊️ どちらも「夢」と「命」の境界線にある、哀しいけれどどこか考えさせられる話

ダーウィン賞のように、時に笑ってしまうような話でも、その裏には人間の好奇心や冒険心が隠れています。

でも、夢を追うときは、「ちゃんとした準備と、現実的な判断」も忘れずに!

じつは、風船で空を飛んで無事に帰還した人々も存在します。ただし、そうした人々は、万全の対策を施してから挑戦していることがほとんどです。

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