マンデラ効果の一覧と真相!別の活動家と混同しただけ?【海外編】

都市伝説調査隊
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マンデラ効果とは、多くの人が事実とは異なる記憶を共有している例です。ここでは、マンデラ効果の元ネタと真相をまとめ、考察をしていきます。元ネタも含めて海外の事例をまとめています。

日本のマンデラ効果についてはこちら↓

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マンデラ効果の元ネタと真相

マンデラ効果の名前の由来・元ネタは、反アパルトヘイトの活動家であり、南アフリカ共和国の大統領にもなったネルソン・マンデラに関して、たくさんの人が事実とは違う記憶を主張したことが元ネタです。

「マンデラは90年代に死んだはず」というのが元ネタ

マンデラは2013年に死去し、それに関するニュースは世界中で報道されました。

しかし、それに反応して、「マンデラは1980年代に獄中で没したはず」「それに関して暴動も起きたはず」などの記憶を多くの人が主張しました。

マンデラは投獄されたことはありますが、獄中では死んでいません。

また、死去した後に(少なくとも2013年の後に)それに関して暴動が起きたこともありません。

この事例はかなり大規模だったため、マンデラ効果と名づけられました。

しかしこれは、別人の記憶と混同しているという説で説明することは可能です。

マンデラ効果は別の活動家の死去の記憶?

マンデラ効果の元ネタとなった事例の真相は、別の活動家が死去したことと混同していると考えられます。

混同されていると思われているのはスティーブ・ビコという別の反アパルトヘイト活動家です。

ビコは、活動家として南アフリカで活動を展開していましたが、1977年に投獄されています。

その直後、尋問の過程で獄中でなくなっています。

この死去は多くの波紋をもたらし、いくつかの都市では抗議集会なども行われました。

これらのことがネルソン・マンデラのものと混同されたまま記憶され、死去の際に違和感を覚える人が多く発生したと考えることができます。

このように、マンデラ効果は、別の記憶との混同で説明がつくことも多いです。

以下では、ほかのマンデラ効果の一覧をまとめました。

海外のマンデラ効果のほかの事例

マンデラ効果が体験されている実例は、ほかにもいろいろあります。有名なものを一覧にしてみていきます。

ちなみに海外の事例ですが、わりと日本人でも「あれ?そうじゃなかったっけ?」となることもあります。

「スターウォーズEP5の有名シーンで名前が呼ばれている」というマンデラ効果

スターウォーズ:エピソード5『帝国の逆襲』では、非常に有名なシーンとしてダースベイダーがルークの父親であることを明かすシーンがあります。

このシーンは「違う、お前の父は私だ」「嘘だーーー」というやり取りで有名ですね。

これに関するマンデラ効果として、このシーンでは「ルーク、お前の父は私だ」というセリフだったはず、というものがあります。

実際には、「No, I am your father.」とはっきり否定語から言っているので、事実とは違います。

真相は、ルークに対して呼び掛けているので名前が呼ばれたものと勘違いし、それが記憶が書き換わってしまった、と考察することができます。

ほかにも考えられ、ザ・シンプソンズで1995年に公開されたエピソード『Jazzman』内で、パロディとして「ルーク、お前の父は私だ」と言っているシーンがあるということもこの記憶に拍車をかけているともいわれています。

「ミスターモノポリーは片眼鏡をかけていたはず」というマンデラ効果

ミスターモノポリーは、ボードゲームのモノポリーのイメージキャラクターとして知られるおじさんのキャラクターです。

このキャラクターに関して、顔に片眼鏡(モノクル)をかけていたはず、というマンデラ効果が知られています。

実際には、片眼鏡をかけていません。

このマンデラ効果の真相は、ほかの片眼鏡をかけているキャラクターとの混同が考えられます。

例えば、ミスターモノポリーと名前が似ているミスターピーナッツというキャラクターは、片眼鏡をかけています。

また、中年の紳士的な格好をしたおじさんのキャラクターで、片眼鏡をかけている人物は、アニメの登場人物などでほかにも存在します。(「monocle cartoon character」などで検索すればたくさん出てきます。)

これらと混同したと考得ることができます。

ミスターモノポリーがいかにも片眼鏡をかけていそうな風貌をしていることもこのマンデラ効果に影響を与えた可能性があります。

まとめ

  • マンデラ効果は、大多数の人が事実とは違う記憶を共有し違和感を訴えるという現象をさしてつかわれるようになった言葉。
  • 元ネタはネルソンマンデラが死去した際にすでに死んでいるはずという記憶を主張したことによるが、別の活動家との混同と考えられる。
  • ほかにもミスターモノポリーの片眼鏡などの事例が海外では知られている。

対象のキャラクターを知ってさえいれば日本人でも確かにわかるかも、というものが多いのが意外です。ただ由来のマンデラ大統領については日本では記憶の違いはあまり聞かれませんでしたが。

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