ルドー(Ludo、ルード)は、最大4人で遊べるすごろくゲームです。ここでは、ルドーの必勝法や攻略のコツについて解説をしていきます。サイコロを使いますが、運ゲーを回避する戦略はいくつもあります。
ルドーのルール
最初にルドーのルールを簡単に解説していきます。ルドーでは6の目が重要な役割を果たします。
ルドーは1人につき4つの駒を使用します。
また、図のように時計回りに1周回ってゴールエリアに入る必要があります。
以下のルールで進めます。
- 出目の数に従って進む。
- 6が出たら、もう一度振って同じ駒を動かすか、スタートに新しい駒を出すか選べる。
- 動かせる駒が複数ある時は、どれを動かしてもよい。
- 敵と同じ駒にとまったら、その敵をスタートまで戻せる。
- 先に4つすべてをゴールさせたら勝ち。
ルドーは運ゲー?
こうしてみると、6が出れば出るほど有利という感じもします。ゆえに、6が出るか出ないかの運ゲーという感想を持たれることもあります。
ですが、どの駒を動かすかによって、勝利の確率を高めることが可能です。
以下では、ルドーの攻略のコツを解説していきます。
ルドーの攻略のコツ!
ルドーはサイコロによって進行するので運ゲーというイメージを持たれるかもしれませんが、戦略性ももちろんあります。
大きなポイントは、6が出た時にどの駒を動かすか、そして、敵のスタート地点に近いエリアでどうふるまうか、にあります。
以下では、このゲームの攻略のコツを解説していきます。
6が出たときの行動の選択
このゲームの大きな特徴として、6が出た時に2通りの選択「もう一度振って同じ駒を進めるか」「スタートに別の駒を出すか」ができることは先に解説しました。
この時の状況によって、負けにくい方法を戦略的にとることが肝要です。
①同じ駒を進めたほうが良い場合
駒を進めたほうが良い場合は、以下の状況があります。
- 敵のスタート付近に自分の駒がいるとき
- 相手にヒットができそうなとき
- 相手の駒を引き離せそうなとき
- ゴールエリアに入れそうなとき
「敵のスタート付近に自分の駒がいるとき」は後述して解説します。
背後に敵の駒が迫っているときは、逃げたほうが良いでしょう。
間に6マス以上離れることが期待できる場合は、駒をさらに進めるほうが負けの確率を減らせます。
また、ゴールエリアに入れそうなときは、一度は行ってしまえばヒットされることなく安全なので、さっさと入ったほうが良いです。
②スタート地点にいる駒を出すほうが良い場合
スタートに別の駒を出したほうが良い場合は、以下の状況があります。
- 進行中の駒がすでにゴールエリアに入っているとき
- スタート付近に敵の駒が多い時
進行中の駒がゴールエリアに入っているときは、スタートに出すことで「ゴールできる出目が出るまでは新しい駒を進め、ゴールできる出目が出たら即ゴールする」という、一石二鳥な戦略が取れます。
2のスタート付近に敵の駒が固まっているときは、出目によってはすぐにヒットさせることで相手の進行を遅らせることができます。
敵のスタート地点に自分の駒がいる時のふるまい
敵のスタート地点の付近に自分の駒がいるときは、自分にとってリスクが大きい状態です。
特に、自分のゴールエリアに最も近い敵のスタート付近でヒットされると、せっかく進めてきたのが水の泡になります。
ここで重要なのが、「直前で止まって待ち、6が出たら一気に突き放す」という戦法です。
スタート付近でも手前であれば、出てきた駒にヒットされることはありません。そのようにして6が出るのを待っている間に、別の駒を動かします。
例えば、図のように敵スタート直前に手前に自分の駒(青)がいる時を考えます。
そして、6が出たら、手前から動き、もう一度サイコロを振って連続してその駒を動かすことで、一気にヒットされないところまで進めてしまえばよいです。
ヒットを積極的に狙う
ほかのコツとしては、ヒットを積極的に狙うことが挙げられます。
このゲームは言ってしまえば「どれだけ敵の足を引っ張れるか」というところで有利不利が左右されます。
よって、出目によってヒットできるときや、敵が自分のスタート付近にいるときは、ヒットして進行を遅らせましょう。
もちろんスタート付近の敵をヒットするためには、下準備としてスタートに自分の駒を出しておく必要があります。
相手の前に出ない
もう一つ、どの駒を動かすかに関係する判断基準が、相手の前に出ない駒を進ませる、というコツです。
ルドーでは、後ろに進むことはできません。このことは敵の背後は常に安全ということでもあります。
ですので、敵の駒の背後を取り、背後を取られないようにする(敵が背後にいても間に6マス以上空いていれば安全)という位置関係を守れるように駒を動かしましょう。
まとめ
- ルドーは、サイコロで遊ぶすごろく形式のゲームだが、6が出た時にもう一度進めるかスタートに出すかを選べるという戦略性がある。
- 攻略のコツとしては、6が出た時に敵のスタート地点に近い時は一気に突き放す、などの重要な戦略がある。
- 積極的にヒットを狙うとさらに有利になれる。
当初は6が出る出ないが勝敗を分けるという感じがしましたが、意外とプレイヤーの采配が重要であることがわかります。ただ、「ピッタリゴールできる出目が出るまではゴールできない」というルールを採用した場合は、出目が出ない間に敵がゴールするというむなしい負け方をすることもあります・・・。