技術的失業の実例まとめ

機械
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技術革新によって労働者が機械に押し出される形で失業することを技術的失業という。その実例をまとめた。必ずしもすべての技術革新が失業を生むわけではないが、影響力のある技術はこれを生みやすいとはいえそうである。

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技術的失業の実例

産業革命のラッダイト運動以降に有名になった概念であるので、それ以降の事例をまとめた。

蒸気機関

ラッダイト運動として非常に有名である。

18世紀終わりから19世紀にかけて蒸気機関が発展したことで、工場での労働者は一気に必要なくなり、大量に失業者があふれた。これにより機械の打ち壊し運動が起こった。

ダゲレオタイプカメラ

もともと新聞などでは木版画や銅版画の作家がイラストを担当していたが、だ下レオタイプカメラの発明により誰でも写実的な画像を手に入れられるようになったことで、出版業界もこちらを図版として採用するようになり、銅版画の作者はその役目を牛待った。

これは銅版画の作家が首をつっているカリカチュア(風刺画)が残されており、カリカチュアなので誇張されているむきもあるかもしれないがそのインパクトがうかがえる。

引用:https://www.pinterest.jp/pin/401101910569051863/

中央右を拡大すると首をつっている銅版画作家たちがみえる。

電話交換手(オペレーター)

電話が発展途上であった19世紀末当初は、電話の交換手という職業があり、手動で、かけてきた人とそのあて先の人の回線をつなぐという作業をしていた。

1920年代ころから自動で回線のつなぎかえができるようになったことで、その役割を終えた。こちらも技術的失業の事例として有名。

産業用ロボット

20世紀半ばに産業用のロボットアームなどが導入されたことでおこった。

自動車など、単調な組み立てや塗装作業には人手が要らなくなり、工場で働いていた人の解雇が行われた。もっとも、この磁気のロボットは決められたパターンの動きしかできないので、すべての労働者に影響があったわけではなかった。

会社や事業所のコンピュータ

これは日本では20世紀から21世紀の変わり目の前後に起こったことなので、一番最近の事例といってもよいかもしれない。

コンピュータの発展に伴い、事務的な仕事の一部分はコンピュータ内で電子的に終わらせることができるようになった。これによりスタッフが少なくてもすむようになったことで、コンピュータを導入した企業やその他の事業体にて人員削減が行われた。

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