青いバラの花言葉は怖い?2本3本で違う!呪いの花→日本で開発成功!

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ここでは、青いバラの開発の歴史を解説します。また、花言葉についても本数別で解説します。怖い花言葉があるのかも調査しました。

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青いバラの花言葉は?2本・3本など本数で意味が変わる!怖い意味はある?

青いバラの花言葉は、技術の進歩によって花言葉が変わった事例として有名です。

もともとの花言葉は、「不可能」「ありえない」「存在しない」などでした。これは後述しますが、自然界には存在しないこと、幾多の品種改良などによる青いバラ実現の夢がことごとく失敗してきたことに由来するものです。

しかし、21世紀初頭に遺伝子改良により青いバラが実現されたことで、現在では以下のようなポジティブな意味になっています。

「奇跡」
「夢かなう」
「神の祝福」
「喝采」
「神秘的」
「可能性」

青いバラの花言葉

本数で変わる青いバラの花言葉

2本の時は、「世界に二人だけ」という意味になります。

3本の時は、「愛しています」という意味になります。

このページがかなり詳しいです↓

青いバラの花言葉は奇跡と一目惚れ?ミステリアスな青いバラの花言葉 | Rolmy
青いバラの花言葉には「奇跡」や「神の祝福」などスピリチュアルな意味があります。ミステリアスな青いバラについて、バラの本数による意味や怖すぎる青いバラの夢占いなど、青いバラの雑学を調べてみました。また可愛い青いバラのグッズもご紹介します。

青いバラの花言葉に怖い意味はあるのか?

結論から言うと、このような怖い意味の花言葉は青いバラにはありません。

もっとも、ネガティブな意味の花言葉だったことは先述した通りですが、それは過去の話です。

ではなぜこのような検索がされるかというと、考察できることとしては以下が挙げられます。

  • もともとは不可能や不幸の象徴であったことから生まれたイメージ
  • 黒いバラの花言葉で「死ぬまで憎みます」という花言葉があり、そこから連想された
  • (色によらず)バラの本数によっては「絶望的な愛(17本の場合)」などの意味がある
  • 夢判断で有名なユングが、道端に咲く青いバラの夢をネガティブな意味にとった

現在ではポジティブなイメージになっていますので、これらは気にする必要はなさそうですね。

青いバラ開発の歴史

青いバラの歴史は、伝説の時代から始まります。

この歴史には、あたかも永久機関や錬金術、あるいは飛行機や青色LEDを志向する人たちとの歴史と重なるものがあります。

最初はイスラム圏から

研究対象としての記述がみられるのはアラブ圏からです。この時代の科学らしく伝説に彩られた青いバラの逸話が存在します。

これは12世紀のアラブ系の研究者イブン・アルアッワームで、青いバラを作ろうとする最初の挑戦がみられます。

白バラにインディゴの粉末を茎から注入する

この方法では花弁に青い色を付けることはできたかもしれませんが、品種とまでは言えません。

18世紀には、種子販売人のジェームズゴードンが青いバラの製法を試みています。

緋色のバラをアンモニアと中性洗剤につける

これは脱色の方面からアプローチしたようですがよくわかりません。

1850年代には、植物に関する科学雑誌などで「青いバラは不可能」という論評や、それに対する反論なども見られるようになります。

「いわくつき」の青いバラ

決定的にいわくつきの印象を与えたのが、マクレディ家の逸話です。

これは品種改良と販売を生業にしていたマクレディ家でおこった「青いバラ事件」といわれているもので、ある日、サミュエルマクレディ3世が品種改良中のバラの中に青い個体を見つけたところがスタートです。

これを品種改良に使えば青いバラができると意気込んだ3世でしたが、サミュエルマクレディ2世が三世を非難し、焼き払うことになってしまいました。

この逸話から、青いバラが触れてはならないもの、不可能なものというイメージが一気に広まったとされています。

育種の進歩からグレイパール登場

それでも、品種改良は進んでいました。もともと青いバラの祖先ともいわれる「カーディナル・ド・リシュリュー」などから研究を進め、「グレイパール」という青いバラが作られます。

引用:https://garden.org/plants/view/775327/Rose-Rosa-Little-Grey-Pearl/

戦後すぐに、世界中で話題になりました。これは今日、青いバラの第一号といわれます。

1957年には、「スターリングシルバー」が登場します。これはラベンダーを利用したもので、香りもとても良いことから歓迎されました。

引用:https://minnetonkaorchards.com/sterling-silver-rose/

1964年には、さらに完成度の高い「ブルームーン」が登場し、開発競争に花を添えました。

引用:https://www.gardenia.net/plant/rosa-blue-moon

しかしいずれも、完全な青ではなく、薄い青色やラベンダー色が限界でした。

遺伝子工学で日本で開発に成功!

サントリーフラワーズを中心に遺伝子工学からの研究が始まったのが、1990年代です。

その後、青色色素に必要な酵素の遺伝子をパンジーから単離して遺伝子導入することに成功し、ついに2004年、「ブルーローズ」が完成します。

その後、遺伝子組み換えの法整備により一般にも流通が開始されました。

これで少なくとも遺伝子工学を使えば青いバラは作ることができるということが証明されました。現在でも、よりはっきりとした青色に近づけることが試みられています。

遺伝子工学を使わずに品種改良で青いバラを作る試みも続けられています。(これはあたかも「フェルマーの最終定理」が最新の数学で証明された後もより簡易な証明を求める人がいることに似ている)

まとめ

  • 青いバラは花言葉は「不可能」などネガティブなものだったが、完成により「夢かなう」などポジティブなものに変わった。
  • 青いバラ研究の歴史は12世紀ころから始まった。
  • 品種改良では薄い色や紫のような色がやっとだったが、遺伝子工学により青いバラが完成した。

子供のころから青いバラの発明発見の歴史は気になっていたので知れてよかったです。

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