動く歩道は、世界各地にある移動用のインフラであり、空港や駅などに設置されていることで有名です。ところで動く歩道と呼ばれているものの正式名称は何なのでしょうか?ここでは、英語圏での正式名称も含めて調べてまとめました。
動く歩道の正式名称は?
動く歩道は空港や駅などにある移動用の装置です。大き目な駅などには設置されているので、目にしたことがある人や、実際に乗ってみたことがある人も多いのではないでしょうか。
構造としては、パネルやベルトが回転しており、その前に進む部分だけが表面に出ています。これの上に乗ることによって、自分で歩かなくても前に進むことができるというものになっています。
これについて調べてみると、正式名称が知りたいという需要があるようなので、調査してみました。
日本での正式名称は一般名でもある「動く歩道」で別に間違いはないようですが、英語で表現される名前も結構あります。
例えば、
- ムービングウォーク
- ムービングサイドウォーク
- オートウォーク
- トラベレーター
- トラベーター
などがあります。
やたらと英語名が多いが、海外でどれが正式名称・一般的なのか
上で書いた通り、こんなにあるのかと感じるくらい英語での名前(カタカナで書かれる名前)が多くあります。
英語の文献では、『moving walkway(ムービングウォークウェイ)』というのが正式名称であることがわかります。
また、ほかには英語圏では
- autowalk
- moving pavement
- moving sidewalk
- people-mover
- travolator
うえでカタカナで書いたオートウォーク、ムービングサイドウォーク、トラベレーターはここでも出てきますね。
おそらくそのほかのいくつかは和製英語だと思われます。
動く歩道の歴史
じつは動く歩道は、「未来に実現すると予想されていた技術」が実際に実用化された事例として知られています。
この実用化の予想は、日本においては1970年の大阪万博の時に展示されていたものが有名です。
ただし、史実としては、大阪万博の3年前の1967年にはすでに日本でも実用化されており、大阪市の阪急梅田駅に設置されて活用されていました。
もっというと、世界的には19世紀の時点で博覧会などで設置されていました。
最初に構想が発表されたのは1874年のことであり、その後の1893年にシカゴで開かれた博覧会で実際に制作され人が乗って移動するということが実現されました。
まとめ
- 動く歩道の正式名称は、『moving walkway(ムービングウォークウェイ)』などがある。
- 歴史としては1967年に阪急梅田駅に設置されたものが日本で最初のもの。
自分も東京ビックサイトあるものは乗ってみたことがあります。ただし、この装置は歩行者の速度よりも遅く動くように設計されていることが多いので、普通に歩いたほうが速いです。