元素の発見でのセレンディピティ

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元素の発見は、偶然がきっかけで見つかったものも多い。もちろんその多くは発見を予想して試行錯誤の末見つかったものが多いが、ここではセレンディピティによって見つかった元素をまとめた。

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酸素

1770代 プリーストリー、偶然、酒の表面に漂う気体が火を消すことを発見。ふつうの気体より重いのではと考え、生成実験をする。これは二酸化炭素だが、この過程でつくったレンズと日光で物体をもやす装置がのちに酸素を生んだ。

1773 :シェーレ、酸素を発見、ただし、発表せず。

1774 :プリーストリー、酸化水銀をレンズと日光でもやす。すると激しくろうそくが燃えた。これが酸素の発見。さらに実験を公開。

1778 :ラヴォアジェ、くわしく実験を進め、酸素と命名

ヨウ素

19世紀:ベルナール・クルトワ、事業でカリウムを精製していた。

1804 :海藻からカリウムをとるのに使うタンクを、偶然いつもより濃い酸で洗ったら、紫の煙がたった。タンクには紫の粉がついていた。

直後:友人の研究者に送ったら、新元素と判明。

1813:ゲイ=リュサック、ヨウ素と命名

ヘリウム

1859 :分光器の発明。スペクトル研究が可能に。

1868 :ロッキャー、日食の観測時に未知のスペクトルを発見、未知の気体と予想。

同時期:ドラリュー、独立に発見と予想をフランス学士院で発表

数分後:ロッキャーの手紙が届いた

観測はロッキャー、発表はドラリューが先だったが二人は友達になった

同時期:ロッキャー、太陽からヘリウムと命名

その後、地球上でヘリウムを探す試みが続けられたが、産出は偶然の産物だった。

1905 :アメリカのデクスターで産出した天然ガスを燃料としてパイプラインで送ったが、燃えなかった。調べたところ、ヘリウムが混じっていた。

豆知識

・プリーストリーは酸素の発見者だがフロギストン説を信じていた。

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