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隕石に当たった人の記録は、かなり昔から存在する。といっても、確かな記録はとても少ない。写真が残っているものはほぼ1例のみとみてよい。もちろん、当たることはきわめて、きわめてまれである。ここでは、統計から隕石に当たる確率を単純計算で求める。
以下のように、人口統計による単純計算と面積比による単純計算の2通りで計算してみる。
ここでは統計からの単純計算として、隕石に当たった人数÷これまでに生まれた人口、を算出してみることにする。
隕石に当たる確率 |
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記録に残る隕石に当たった人:7人 これまでに地球に生まれた人:約700億人 よって隕石に当たる確率:0.00000001% |
地球の表面積が510100000平方キロメートルで、上空から見たときの人間の占有面積が一人当たり1平方メートルとする。すると、隕石が当たるかどうかはあたり領域が70億平方メートルのダーツ盤に、ダーツを投げるようなものなので、単純に面積比で確率をとってみる。
隕石に当たる確率 |
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人類の占有面積:7000平方キロ 地球の表面積:約510100000平方キロ よって隕石に当たる確率:0.00137% |
隕石の記録は古代から多く残されているが、人に当たった記録というとそうそうなく、信憑性も低いといわざるを得ない。
紀元1世紀前後:聖書に隕石があたって人(兵士)を殺したという記録がある。
1511:ミラノ、激突で1名死亡
1647:日本からイタリアへの船旅で2名死亡
近代になってくると、信憑性の高い記録が多数出てくるようになる。
1847:ボヘミア、人に激突
1870:インド、ハライヤで人に激突
1954:アメリカ、アラバマでソファーで寝ていたアン・ホッジス婦人に激突・・・これが写真が残っている例。
・デヴィッド・ボウイが主演の映画で「地球に落ちてきた男」というのがある。
・亀にあたって死亡
古代ギリシアで鳥が空から落とした亀にあたって死亡した人の記録がある。アイスキュロスは悲劇の作家だが伝説では亀を岩に充てて殺すわしに亀を落とされて死んだらしい。目撃者がいたのかは不明だが、ことによると隕石だったのを亀と解釈されたのかもしれない。