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人物伝

数学者としてのゼーバー-ガウスのかませ犬

今回は「ガウスのかませ犬」といわれてしまったゼーバーの人生について、詳しく説明する。また、彼の業績についても取り上げる。ゼーバー:2次形式に関する値の上限が3以下であることを、600個の例を使って示しました。本当は上限は2以下だと思いますが...
数学

角の3等分の方法が発見された?!

不可能な作図問題の代表例として知られる角の3等分。ただし歴史上には、解いたという主張をする人があとを立たなかった。この失敗の歴史について解説する。関連:ネウシス作図!定規・コンパスのみで角の三等分【動画】-作図可能な具体例角に挟まれた円弧を...
裁判ファイル

発明裁判ファイル:ソフトフェライト

日本が重要な貢献を早くからしていたソフトフェライトの研究。これは磁心につかわれる材料であり、これの研究では日本が独自の研究成果を出していた。また、実用化に関しても東京電気化学(現・TDK)が生産を開始していたが、そこに挑戦してきたのがオラン...
情報

ブログの歴史

20世紀の末になると、インターネットの分野にブログが登場した。これまで情報発信はマスメディアが圧倒的な役割を占めていたが、ブログは世界中の多くの人々に情報発信をする手段を与えた。動画などとの連携ができるようになり、発信方法も多様になっている...
元素

フッ素の歴史-人殺しの元素

フッ素の単離は極めて難しく、その毒性から研究者のいのちを何人も奪っている。そして、「元素のティラノサウルス」というあだ名がついた。これだけ人を殺している元素も珍しい。年表1670:蛍石に濃硫酸を加えるとガラスも溶かす液体がでると判明、フッ化...
生物

生命の起源 研究の歴史

生命の起源を求める研究は、人類誕生以来の研究課題であり、大勢の人々が関心を持った。しばらくは自然発生説が信じられていたが、その後、否定される。その後は、宇宙からやってきたという説と、原子の海で化学的に生まれたという説が起こった。現状では、実...
永久機関

永久機関の歴史5:永久機関が死んだ日-エネルギー保存則と特許庁

永久機関を作ろうとする試みはすべて失敗に終わった。近代に入ると、学術的な観点や、実用的な観点からも発表などが禁じられるようになる。年表学会からの否定1775:プロシア科学アカデミー、永久機関の議論は受け付けないと発表1824:サディ・カルノ...
永久機関

第2種永久機関の実例-ゼロモーター、トリプラーの永久機関、水温で進む船

熱の移動を利用して動き続ける第2種永久機関は、エネルギー保存則と熱力学第2法則の発見後も試みられていた。その例がトリプラーの液体空気機関である。液体空気を低温側、大気を高温側として装置を動かし続けようというもの。しかし、摩擦熱で低温側が温度...
永久機関

実在した永久機関2:コックスの永久機関-唯一成功した永久時計!?

18世紀に、「ずっと動き続ける時計≒永久機関」を実際に作り上げた男がいた。ジェームズ・コックスという時計製作者がその男である。ただし、もちろんエネルギー保存則に反するものを作ったわけではない。 永久機関といっても、大気圧の変化から水銀の荷重...
数学

リーマン予想 証明への歴史

現在おそらくもっとも有名な数学上の未解決問題であるリーマン予想の歴史。人類が長年興味をもっている素数についての最大級の課題であり、これが証明されれば恩恵は計り知れない。リーマン予想は大半の数学者が死んだと考えているようだが、はたしてその真偽...
数学

ポアンカレ予想 証明の歴史

100年規模で未解決だった数学上の難問として知られたポアンカレ予想の年表である。ポアンカレ予想はトポロジーの発展につながったが、最終的な証明は、トポロジー以外の分野の要素が多く盛り込まれた方法で達成された。この予想の証明に人生をかけて精神を...
経済

財政破綻論はいつから?詳しく解説!

日本が国債を発行するようになってから、借金で破綻するという勘違いが日本に蔓延し、日本の発展にブレーキがかかった。しかしながら、国家は家計とは異なり通貨発行ができるので、これを将来世代の増税で返済する必要はない。:財政破綻論の外れ続けた予言国...
工学

工学の歴史【戦後】

戦後の工学はコンピュータの発展による進歩が目覚ましく、年表に詰め込むのは難しいほどである。。また、専門分野の細分化が工学でも進むようになり、近代の4大力学だけでは扱えない分野も多数出てきた。航空宇宙にも工学が適用され、大きな成果を収めている...
工学

工学の歴史【産業革命】

工学の歴史に欠かせない産業革命の年表。年表1712:ニューコメン、炭鉱での蒸気機関の実用化1782:ワット、蒸気機関の改良・・・調速機、インジケータなどの組み合わせ1803:トレヴィシック、高圧蒸気機関・・・蒸気機関車などの基礎1759:ス...
永久機関

永久機関の歴史4:電気・原子力

近代にはいいって電気の発見、電池の発明が起こると、これを利用して永久機関を作ろうとする試みが生まれた。磁石による永久機関はすでに試みられていたが、電磁石との組み合わせなどがこの時代に生まれることになった。また、ラジウムの崩壊による放電作用が...
機械

機械の定義まとめ

人類の歴史において、機械の定義がさまざま策定されている。その代表的なものをまとめた。なお、ルーローの定義が有名である。大学などでは、彼の定義を箇条書きであらわし、以下のように定義することが多い。機械とは、以下を満たすものである。・剛体で構成...
人物伝

【完全版】2つのノーベル賞を取った人物まとめ-キュリー夫人、アインシュタインは?

これまでの歴史の中で、ノーベル賞を複数とった人物が4人存在する。その人物を年表でまとめた。なお、3つ以上取った人物まだ存在しない。人物年表1867:マリー・キュリー、生まれる1901:ライナス・ポーリング、生まれる1903:キュリー、一つ目...
工学

工学の歴史【科学革命】

16世紀からヨーロッパで科学革命が開始された。同時に機会を数学で表現、理解するための考え方の基礎となる発想が徐々に姿を現し始める。もっとも、実際に機会に適用するのはもうしばらく後の時代とはなるが、この時代にすでに普及していた時計などについて...
永久機関

永久機関の歴史2:サイフォンの原理・毛細管

水を使った永久機関の歴史もまた古くからある。サイフォンの原理や、毛細管現象が発見されると、その特性から永久機関ができるのではないかと夢想された。また、科学者が登場してくると、水の循環などを説明するために永久機関のモデルが考えられた。有名なボ...
工学

工学の歴史【近代】

科学革命、産業革命をへて、工学は近代に多くの発展を迎える。さまざまな機械の解析方法などが花開き、機械の生産や管理などにも学問的な視点が取り入れられるようになった。また、鉄道や蒸気船などの交通インフラの大発展が着目される。民衆にも、イノベーシ...