ミッションインポッシブルシリーズには、スパイ機関としてIMFという組織が登場します。ここでは、IMFが実在の組織なのかを調査してみました。また、IMFのモデルとなった機関について解説していきます。
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ミッションインポッシブルのスパイ機関IMFは実在する?
ミッションインポッシブルには、スパイ機関として、IMFという組織が登場します。
IMFは「Impossible Mission Force」の頭文字をとったものであり、これを和訳すると、「不可能作戦部隊」という風になるようです。
主人公のイーサンハントもこの組織の所属という設定です。
結論から言うと、IMFはスパイ機関としては実在しません。ドラマシリーズを作られた際に考え出された架空の期間です。
ここでは、IMFの特徴などを述べていき、後述する考察で元ネタを考えていきます。
IMFはアメリカのスパイ機関という設定
IMFは、劇中ではアメリカの極秘のスパイ機関という設定です。
ですが、メンバーには様々な国籍の人間が任務についています。アメリカのスパイ機関のわりに国籍に関してはわりとガバガバなのがちょっと面白いです。
作品によってアメリカの諜報機関として知られるCIAの一部門がIMFという設定であったり、CIAとはまったく別組織である、という設定だったりと立ち位置は微妙に違うようです。
IMFのモデルとなった組織
ミッションインポッシブルのIMFのモデルとなったスパイ組織は、いくつか考察できます。
実際にあるIMFは財政に関する期間
上で、スパイ組織としてのIMFは存在しないと書きましたが、財政に関する組織としては、IMFという組織は存在します。
それが「International Monetary Fund」であり、日本では「国際通貨基金」という風に呼ばれます。これはニュースなどで目にすることもあるので、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
また、本部はアメリカ合衆国の首都ワシントンDCというところも類似点として挙げられます。
もちろん、ミッションインポッシブルの内容とは一切関係のない期間です。
モデルとして最有力なのはCIA
IMFのモデルとしては、アメリカの諜報機関をモデルにしたことは容易に想像がつきます。
このような機関としてはCIAやNSAなどが存在していますが、IMFが作品によってCIAの一部門とされることがあるということから考えて、CIAをモデルとして創造されたというのが有力と思われます。
消えるメッセージは実在するのか
ミッションインポッシブルの導入では、お約束のメッセージとしてミッションが与えられるときに「このメッセージは5秒後に消去されます」といったメッセージが流れることが定番です。
こういった消えるメッセージ等のはあるのでしょうか?
このような用途でつかわれていたのかは不明ですが、燃やしても灰が残らないという性質から、ニトロセルロースを用いたメモ用紙がスパイの道具として使われていたという報告もあるようです。
このニトロセルロースの紙は、一瞬で燃えて消える手品用にフラッシュペーパーという名前で使われています。
まとめ
- ミッションインポッシブルのIMFは、アメリカを拠点とするスパイ組織という設定だが、実在しない組織。
- 実際のIMFは、国際通貨基金という組織がアメリカを本部として存在する。
- IMFのモデルとしては、CIAが有力。
IMFという言うといかにもありそうな略語ですが、Impossible Missionという元の単語を聞くとこのシリーズのために作られたと想像がつきますね。