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処罰や拷問に使われる器具のうち有名なものとして、無知は定番である。ここでは、鞭うちや体の部位を粉砕する拷問器具について解説する。それらは、致命傷を与える目的というよりは苦痛を与えたり心理的に恐怖を与えるものが多かった。
鞭うちは、いくつかの少数の地域ではいまだに現役の道具である。
中世から18世紀まで使われていた。縄を束ねたものだが、先端に鉄製の星形がついており、皮と肉を崩して、傷口から剥ぎ取ってしまう。
これは拷問のほか、皮剥ぎにつかわれた。猫鞭を硫黄と塩を混ぜた液に浸し、これで罪人をうつ。また、打つあいだに同様な液体で傷口を洗われ続ける。
未婚の妊婦や修道女、アメリカ先住民にたいしてつかわれることもあった。
猫の足とも言われる。文字通り猫の爪の形に湾曲した鉤爪であり、腕にはめて使用した。使用方法は罪人の皮膚を裂いて苦痛をあたえるものである。また。きりつけたところから皮を剥ぐのに使われた。
棒に取り付けて、離れたところから苦痛を与えることもできた。無知と違って、苦痛の強さと位置が調整が簡単にできたとも言われている。
1600年から1800頃まで使用された。
これは八の字に広がった鍵詰めが蝶番で向かい合わせに止められた形をしており、上からミス路蜘蛛が足を広げているように見えることからスペインの蜘蛛と呼ばれる。蝶番の側にはロープに結ぶフックもついている。
これで罪人の体の一部を鉤爪にはさみ、ロープで吊り下げることで苦痛を与えた。
この時代の拷問器具にスペインの名前がつけられていることは、この時代のスペインポルトガル帝国の興隆と関係があると思われる。各地で乱暴な行いをしたので、このような不名誉な発明に名前がついたと考えられる。
体の一部の骨を砕くことで拷問や罰を与えるものである。
ヘルメット上の器の頂点にねじ式のハンドルが着いている。かつ、下あごを乗せる台も下についている。罪人のあごを台に乗せ、ヘルメットの部分を頭にかぶせてハンドルを占めていき、苦痛を与えたものである。
ただし、処刑するならば斬首したほうが早いため、心理的に恐怖感を与えるのが目的だったという説もある。
向かいあわせの鉄の板が両端の支柱に沿って上下に動くようになっており、ねじ式の小さなハンドルでミリ単位で板の間隔は調整ができるようになっている。
1700年代の「テレジア刑法」に詳しく運用方法が述べられている。親指を目印としてはめられた突起の隙間に乗せて、上からねじを締めることで上下の板の感覚が小さくなっていき、最後には親指の骨が砕ける、というもの。
罪人の拷問のほか、これは比較的軽微な松として使われたようである。