Googleには、ターミナルという、文字のみで構成された、端末を模したイースターエッグがあります。これは見た目には地味に見え、使い方もわかりにくいですが、じつは豊富な隠し要素がちりばめられています。ここでは、Googleターミナルの遊び方、隠し要素を解説していきます。
Googleターミナルの遊び方!
Googleターミナルは、図のように、コンピュータに搭載されている端末(ターミナルやコマンドプロンプトなどと呼ばれる)に似せて作った、グーグルのイースターエッグです。
ルグーグ(elgoog)のページで遊ぶことができます。
これはコンセプトとしては、1980年代にGoogleが存在していたらどのようなものだったかを想像して作られたもののようです。
なお、画面の上の方には「検索」「画像」と並んでいますが、画像の方で説明していきます。
ページにアクセスすると、文字が流れてアスキーアートで「Google」のロゴが表示されます。
そのため、アイコンやカーソルによる現在のユーザーインターフェースに慣れた現代人からすると、コマンドを打ち込むだけという古いコンピューターは扱いが難しいと感じられるかもしれません。
ですが、基本的には遊び方、表示にしたがってキーボードの文字や数字などのボタンを押していくだけです。
Googleターミナルで使えるコマンド
コマンドはターミナル画面の下にかかれていますが、基本的には「Esc」キーと数字キーを知っておけば問題ないでしょう。
Escキーはターミナルをはじめに戻して初めから遊ぶときに使えます。
数字は、遊んでいくうちに「ファイルを見る」「前に戻る」「次に進む」などのコマンドを要求されるので、表示されている数字を押すという使い方をします。
Googleターミナルで見られるもの
Googleターミナルでは、表示に従ってコマンドを打ち込んでいき、ファイルの中身を見ていくというのが遊び方です。
そのポイントを順に説明していきます。
まずはSキーを押し、検索
Googleのロゴが表示されている状態で、画面の下のほうを見ると、「S/L」という部分が点滅していることがわかります。
これはサーチとアイムフィーリングラッキーのどちらを遊びますかという質問なので、とりあえずSを押してサーチに移ります。
すると、キーボードで文字列を打つ画面になるので、googleなどと打ち込んでエンターキーを押します。
そうすると、「Sorry・・・(略)」という風にメッセージが出るので、何も起こらないのかと思いますが、下を見るとコンピューターの名前の横に数字が書いており、どちらかを打つよう求められていることがわかります。
ここでは有名な「Apple II」を選んで、1を押してみます。
すると、画面が切り替わります。
数字を押して画像などを見る
画面が切り替わると、コンピューターに関する情報が出てくるのがわかります。
ここで注目するのは、右側にやはり数字とともに選択項目があることです。ここでは、
- 0を押すとホーム(最初の画面)に戻る
- 1を押せばファイルの中身(画像)があるリンクが開き、それをみられる
- 2を押せば説明の書かれたウェブページのリンクが開き、それを読める
- 3を押すと次に進む
という風に役割が割り振られています。
この状態で、1を押すと、選択したコンピューターの画像などがみられます。
これを順番に見ていって、5個くらいのコンテンツを見たところで、最初に戻るという選択しかない画面になるので、戻ればすべての過程が終わります。
ただしリンク先がリンク切れになっていることもあるので、何も表示されないこともあります。
Googleターミナルの隠し要素!
このGoogleターミナルには、隠し要素も多いです。
上で上げたコンテンツの中身もそうなのですが、それ以外にもいろいろあります。
オプションで文字色が変わる
ページの上部にある「オプション」というメニューは、文字色を変えるというオプションを選ぶことができます。
ここで緑色を選ぶと、マトリックスのような画面を楽しむことができます。
アクセスした時点での日付が表示されている
ホームの部分では、よく読むと日付が表示されていますが、これはアクセスした時点でもその日の日付が表示されていることがわかります。
1980年代にGoogleがあったら、というコンセプトなのにあきらかに2020年代の現在の日付が表れているのは若干ジワります。
まとめ
- Googleターミナルは、1980年代にGoogleがあったらという空想のもと、コマンドで検索してファイルを見るという遊びのできるイースターエッグ。
- 数字キーを押してファイルの内容を見ていくのが基本的な使い方。
- そのほかにも、文字色や日付など、面白い隠し要素が多い。
コマンドプロンプトやターミナルを授業などでさわったことがある人は結構楽しめるのではないでしょうか。