パイレーツオブカリビアンの登場人物である海賊バルボッサは、実在のモデルや元ネタが存在します。ここでは、これについて解説するとともに、なぜ生き返ったのかも解説していきます。
バルボッサの実在のモデル・元ネタ
ヘクター・バルボッサは主人公ジャックスパロウのライバルとして、時に共闘する仲間として登場する海賊です。
これには、モデルとなった海賊が存在しているので、解説していきます。
もともとは黒ひげ(エドワード・ティーチ)がモデル
バルボッサは当初、黒ひげの名前で有名な海賊エドワード・ティーチをモデルとしてキャラクター設定がされました。
そのあと、4作目の「生命の泉」では、エドワード・ティーチ本人が登場します。そしてこの作品では、バルボッサは公賊としてのキャラクター付けがされています。
公賊(私掠船)になったのはヘンリー・モーガンがモデル?
公賊とは、私掠船とも言います。
これは王国の政府などから、公式に認められて海賊行為ができるようになった海賊のことをいいます。
なぜ私掠船が認められたのかというと、ライバルの国の船を襲撃できると優位に立てるような状況の時、海軍のリソースを使うことなく利用できるからです。
バルボッサは劇中で「サー」の称号をもらうまでになっていますが、実際に公賊としてサーの称号がついている人物がヘンリー・モーガンです。
この人物は学校をやめてカリブ海にやってきて海賊になり、逮捕後に公賊になりました。かつらをかぶっていることもバルボッサと同じいでたちですね。
他に私掠船の船長として有名なのはフランシス・ドレークなどがいます。
バルボッサはなぜ生き返った?
バルボッサは1作目のラストで剣で刺されて絶命しますが、2作目のラストでティアダルマの家にて再登場します。
この生き返ることに関して、なぜ生き返ったのか、という疑問があるようです。ちょっと事情が絡み合っていてわかりにくいのですが、この理由は劇中の取引などを追っているとわかります。
生き返った直接の原因は、ヴードゥーの魔術を使うことができるティアダルマが生き返らせたからでした。
そして、なぜティアダルマがそうしたかというと、自分が元の姿に戻るためです。
ティアダルマの正体は海の女神カリプソでした。かつて、海賊に騙されて女性の体に封印されてしまったのが今の姿です。
そして、元の姿に戻るには、海賊長たちが持っているアイテムをすべてそろえる必要がありました。バルボッサも海賊長の一人なので、死んだままだと元に戻れない、という事情があったのです。
バルボッサは自分が生き返ることと引き換えに、カリプソに戻るのを手伝うという取引を交わしていたので、よみがえったという流れです。
まとめ
- バルボッサはもともと実在のモデルとしては黒ひげが参考にされていた。
- 4作目では公賊になっているが、これはヘンリーモーガンなどの私掠船の船長を元ネタとしたと思われる。
- 生き返ったのは、カリプソが元の姿になるにはバルボッサの協力が必要だったから。
バルボッサは今後も登場するかは不明ですが、一度よみがえっているので出てくるかもしれまん。