運転免許の更新をすると、講習の前後で交通安全協会に入会してくださいという案内を受けることになるでしょう。ここでは、その断りかたのコツを紹介します。また、交通安全協会とはどのような団体なのか解説します。
なお首都圏の交通安全協会を取り扱います。
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交通安全協会の会費は強制ではない
交通安全協会に入会するには、会費がかかります。
会費は更新の年数によって違いがあり、
- 3年後に更新の場合は1500円
- 5年後に更新の場合は2000円
という風に違いがあります。
年あたりに換算すると500円ということになりますね。
これを高いとみるか安いとみるかはそれぞれだと思いますが、入会は強制なのでしょうか?
入会は、強制ではありません。管理人も気になっていたので、以前に更新の際に、思いきって聞いてみたことがあります。
その時に強制ではないという説明を受けることができました。
断り方のコツ
強制ではないので、当然「入会はしません」と言ってしまえばよいのですが、そういえれば苦労しないよ、という人も多いと思います。
断りたいという人のために、コツを解説しておくと、「更新にかかる費用しか持ってきていない」という風に言えば、強制されることはありません。
場合によっては交通費をかけて免許の更新に来る場合もあると思うので、帰りの交通費がなくなって帰れなくなってしまうとむしろ問題です。
このような場合は、「帰りの交通費がなくなってしまう」という断り方もできます。
あとから入会もできる
交通安全協会は、後から入会もできるようです。
なので、「後で入会します」という断り方もできますね。
ただし、郵送やWEBを使って入会手続きをするわけではなく、警察署の窓口に問い合わせをする必要があるようです。
この辺りは今後、簡略化されて自宅からでもできるようになるのかもしれません。
そもそも交通安全協会とは
東京の交通安全協会の挨拶を見てみると、以下のように書かれています。以下引用です。
一般財団法人東京都交通安全協会は、東京の交通安全を願って、戦後間もない昭和21年に財団法人東京交通安全協会として設立された民間の団体です。
当時、焼け野原になった都心部の道路は荒れ果て、交通信号機など交通安全施設もほとんど失われていました。そのころ都内の自動車保有台数は約3万台程度であったにもかかわらず、交通事故による年間死者数は、実に700人にものぼり、交通事故の防止が緊急の課題でした。
ご挨拶より
昭和21年というと、終戦の翌年なので、本当に直後ということがわかります。
意外と長い歴史があることがわかりますね。
入会するメリット
入会すると、どのような特典があるのでしょうか?
メリット
交通安全協会のメリットとしては、以下があげられるでしょう。
- 事故に巻き込まれたときに見舞金などが受け取れる
- 協賛店で割引が受けられる
- 地域の小学生にランドセルなどを贈呈できる
- 免許証を入れるケースや反射板がもらえる
デメリット
デメリットは、ここで何度も書いている通り、会費がかかることと、その割に特典を使う機会があるかというとそうでもない、という点でしょうか。
まとめ
- 交通安全協会に入会するのは、強制ではない
- 断り方としては、「お金が足りない」的なことを言えばOK
- 後から入会もできる
今後は入会や大会の手続きも簡単にできるようになると交通安全協会の入会者も多くなるのではないかと考えられます。