馬術はオリンピックでも競われる馬を使った競技です。特に、障害飛越などの高いバーを飛び越えるものが有名です。ここでは、馬術の世界記録を調査しました。
馬術(障害飛越)の高さはどれくらい?仕組みはどうなっている?
馬術にはいくつかの種目がありますが、有名なのは障害物となるバーを飛び越えていく障害飛越(しょうがいひえつ)でしょう。
障害馬術と書かれることもあります。
これは、走り高跳びのようなバーが競技場のコース上に設置されており、それを飛び越えながら進みます。
バーは馬が当たった場合は前のほうに落下するようになっており、その場合は得点が減点されます。
障害の高さに応じて、大障害S(150cm)、中障害A(140cm)、中障害B(130cm)、中障害C(120cm)、中障害D(110cm)の5つのクラスが存在します。
オリンピックの障害馬術では、最大で165センチまでの高さが存在します。
さらに、人間がバーを飛ぶ種目とは違ってバーには奥行きもあり、その長さは200センチ以上になることもあります。
奥行きのある障害は水を張ったプールのようなものもあり、これは水壕と呼ばれます。
以下では、馬術の障害飛越の世界記録を2種類解説していきます。
馬術(障害飛越)の世界記録ランキング!
まずは、高さの世界記録を見ていきましょう。
馬のジャンプの高さの世界記録
ジャンプは驚異の2メートル超えが存在します。
馬のジャンプの世界記録は高さ2.47メートル で、 1949年2月5日にチリのサンティアゴでHuasoという馬によって達成されました。
手綱を握ったのはアルベルト・ララギベル・モラレスという騎手です。
参考記録としては、より高いジャンプの記録もあります。
それがなんと2.53メートルという高さです。
これは王室の馬に乗ったフレッド・ウェタッチ・ジュニアによって樹立されたものですが、この結果は公式の競技では達成されなかったため、認められませんでした。
馬のジャンプの距離の世界記録
馬のジャンプの水平方向の距離にも世界記録があります。これは高さよりもさらに長いです。
馬による最長距離のジャンプは、8.25メートルで、1975年にサムシングという馬によって達成されました。
手綱を握ったのはアンドレ・フェレイラという騎手です。
これは水壕を使った障害だったようです。
まとめ
- オリンピックなどで競われる馬術は、バーやプールなどを飛び越える障害飛越という競技が有名で、とんだ高さや距離の世界記録がある。
- とんだ高さの世界記録は、Huasoによって達成された2.47メートルが世界記録。
- とんだ距離の世界記録は、サムシングによって達成された8.25メートルが世界記録。
馬が怖がらずに自分の目線よりも高い障害に向かっていくというのがすごいです。また、騎手もその恐怖に打ち勝っているのことにも驚嘆します。