パイレーツオブカリビアンの船には、実際に歴史上で実在し、モデル・元ネタを持つものもあります。ここでは、その船について一覧形式で解説していきます。また、元ネタの画像が残っているものはそれも併せて紹介していきます。
パイレーツオブカリビアン主人公の船のモデル
まずは主人公たちが乗ることの多い船のモデルを見ていきましょう。
なお、劇中では船の争奪などが多く起こるので、必ずしも常に同じメンバーや陣営が乗っている船とは限りません。
ブラックパール号
ブラックパール号は、黒ひげことエドワード・ティーチが使っていたアン女王の復讐号(クイーンアンズリベンジ)が実在のモデルといわれています。
実はのちのシリーズで黒ひげ本人が登場しますが、1作目の時点では黒ひげをモデルに敵のキャラクターや船を設定したため、ブラックパール号も黒ひげの船がモデルになっているということのようです。
もしかするとブラックという名前は黒ひげ(ブラックビアード)という名前の名残かもしれませんね。
パイレーツオブカリビアン敵の船のモデル
敵にもユニークな船が多数登場します。これらは実在の伝説にインスピレーションを得て作られたものも多いです。
フライングダッチマン号(さまよえる幽霊船)
フライングダッチマン号は、デイヴィ・ジョーンズたち海の魔物が乗船している船として設定されています。
これは名前がそのままの幽霊船「フライングダッチマン」がモデルです。
これは実在の船というよりはそういった海の怪異というほうが正しいです。ちょうど海賊が隆盛を誇っていた時代に、海にどこからともなく現れる幽霊船が話題になりました。
実際の伝説では船体がぼんやりと光っていた、などの目撃情報がありますが、正体についてはわかっていません。
この幽霊船の名前としてフライングダッチマン、つまり直訳でさまよえるオランダ人、と名付けられ、現在でも「さまよえる幽霊船」という意味で使われています。
アン女王の復讐号
これはブラックパールの項目でモデルにされたと説明しましたが、結局4作目に黒ひげエドワード・ティーチの船としてモデルがそのまま登場しました。
名前に入っているアン女王というのは実際にイギリスに存在していた女王です。
黒ひげはこの船に乗っていた時代が非常に有名です。
パイレーツオブカリビアンイギリス海軍・東インド会社の船のモデル
大砲をたくさん積んでいるイギリス海軍や東インド会社の船も外せません。こちらも実在のっモデルの船が多数存在します。
インターセプター号
インターセプター号は第一作目の序盤で登場するので、印象的なイギリス海軍の船といえるでしょう。
この船は実在した船、レディ・ワシントン号がモデルになっています。
ただし、レディ・ワシントン(ワシントン大統領夫人)の名前からもわかるとおり、この船はイギリスの船ではなくアメリカの船です。
アメリカの独立戦争のときに、かなり活躍しました。
現在でも、この船はレプリカが展示されており、その姿を見ることができます。
エンデバー号
エンデバー号は大量の大砲を積んでいる東インド会社の船です。
この船は、ヴィクトリー号をモデルに作られたと考察することができます。
画像を見ての通り、ヴィクトリー号は左右両弦に大量の大砲を備えており、エンデバー号とそっくりです。
また、カラーリングも黄色と黒の警戒色で、劇中のものと似ています。
まとめ
- パイレーツオブカリビアンの船には実在のモデルがあるものも多い。
- いくつかの船は、レプリカが作られているものもある。
- 劇中に登場する船は特別な超常現象を引き起こすことができたりもするが、それらはあくまでフィクション。
今後の作品でどのような船が登場するのかも注目ですね。