キングインドとは、サッカーのインドネシア代表を示す愛称の一つです。ここでは、キングインドの元ネタとなぜ広まったのかの理由を解説していきます。
キングインドはサッカーインドネシア代表の愛称
『キングインド』アルファベットでは『KING INDO』とは、結論から言うとサッカーインドネシア代表の愛称です。
意味としては『王者インドネシア』という感じでしょう。
なおインド代表の愛称ではないので注意が必要です。
主に、インドネシア代表のファンによって使われる愛称です。
つまり例えば『セレソン(ブラジル代表の愛称)』などのように、ほかの国のサポーターも使うような愛称とは少し異なるようです。
しかしもしかすると、今後ほかの地域でも広まった場合には広く使われる愛称になるかもしれません。
他の愛称は『ガルーダ』など
他にもインドネシア代表に愛称は存在します。
よく使われるのは『ガルーダ』などです。
このガルーダとはインド神話に登場する神の名前であり、鳥の姿をしているものとしてよく登場します(神鳥ともいう)。
また、「火の鳥」という解釈もあるようです。この理由からか、炎のような真っ赤な体毛をもつ鳥として図案化されていることが多いです。
キングインドの元ネタは日本戦の横断幕
キングインドの元ネタは何なのでしょうか。
これは実は日本がかかわっています。
2024年の元日に、日本代表はタイ代表と親善試合を行いました。
そこで、客席に取り付けられた大きな横断幕に、『KING OF ASIA』と書かれたものが登場しています。意味はもちろん『アジアの王』という意味です。
これはテレビ中継などにも映り込み、当時話題になりました。
これに触発されて、インドネシアのサポーターが『KING INDO』という愛称を作ったという経緯のようです。
確かに、キングインドという愛称は2024年に入ってから見られるようになっており、なおかつ多用されるようになったのはワールドカップアジア3次予選が始まってからであることが確認できます。
キングインドが広まった理由
キングインドという呼び方が広まった理由は以下のようなものがあります。
ASEANの大会でインドネシアは強豪
インドネシア代表は、ASEAN諸国の中では強豪として知られています。
例えば、ASEAN諸国が参加する国際大会、ASEANチャンピオンシップでは、過去に6大会で決勝に進出しています。
これは決勝に到達した回数で比べるとタイに次いで多い回数です。
準優勝6回、3位入賞1回なのでASEANの強豪であることがわかります。
ただし、まだ優勝したことはないようです。
メディアが多用したことで広まった
もうひとつキングインドという呼び方が広まった理由としては、メディアが使っていることが関係していると思われます。
インドネシア代表のフェイスブックページなどには、『KING INDO』という呼称が使われています。
このほかにもインドネシア語で書かれているスポーツニュースサイトなどでもキングインドという言葉の利用が確認できます。
まとめ
- 『キングインド』とは、サッカーインドネシア代表の相性の一つで、王者インドネシアという意味合いがある。
- 日本代表の試合で『KING OF ASIA』という横断幕が掲げられたのが元ネタと考えられている。
- インドネシアの成長に伴って多用されるようになった。
インドネシア代表の今後の成長にも注目していきましょう。