戦車が発明され有効性が確認されると、空を飛んだり、水上を泳ぐことができる戦車が構想され、実験されたことがあった。これらは第二次世界大戦機を通じて全世界で研究された。この記事ではこれらについて解説する。
空飛ぶ戦車
各国が空てい部隊のために研究したが、有名なのはソヴィエト連邦のものである。
A-40 空挺戦車
1942年にソ連で研究され、実際に試作機も製作もされた。T-27豆戦車を旧式の爆撃機にぶら下げて、陸上に投下したり、水上に落下させたりもしていた。しかし、実用的ではなく、戦車にグライダーを区つけるという方法を採用したのがA-40空挺戦車だった。

しかしながら、飛行機で牽引しようとしても抵抗が大きすぎ、ほとんど飛び上がらなかった。
結局、空てい部隊の展開法は戦車自体を飛ばすという発想ではなく、おおきなグライダーや輸送機に装甲車などをつんでおく方向で発展した。
泳ぐ戦車
水陸両用戦車は世界中で研究された。
特二式内火艇カミ車
1942年に大日本帝国で研究された。「内火艇」はうちびてい、ないかていと読む。車体の後ろにスクリューがあり、フロートの浮力で浮く。上陸したあとにはフロートをはずし、軽戦車として走ることができる。また、主砲も装備しており発射もできた。

ただし、装甲がうすいため攻撃を受けると簡単に破壊されてしまった。
南方の島々で実際に先頭に投入されたが、戦果は挙げられなかった。
伸びる戦車
対戦車ミサイル車両”パンサー” 1980年代
ミサイルを戦車から発射したいという葉層を実現するために、戦後に計画された。ドイツで誕生したのが「対戦車対ヘリコプターミサイル車両 ”パンサー”」であった。ベースにはレオパルトの戦車を流用しているが、パワーショベルのようなアームを搭載することでこれを空中に伸ばし、アームの先のカメラで目標を捕らえて、アームの先のミサイルを発射するという仕組みだった。
アームの先には多数のミサイルが積むことができ、すべてうったらアームをたたんで再装てんする。
結局はミサイルを普通の装甲車に搭載する方式が採用されたので、量産はされなかった。
転がる戦車
転がして進ませるタイプも考案された。
クーゲルパンツァー
クーゲルはドイツ語で玉とか球形という意味である。ナチスの珍兵器のご他聞にもれず、詳細な情報は乏しく、1つしか実存していない。

一応、転がって進み、飛行機などから投下されて進行することが機能だったらしい。主な目的は偵察だったと考えられている。
また、日本にも輸出していたらしく、満州で鹵獲された。
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