遠近法の錯視として有名なポンゾ錯視をブラウザ上に実装し、実際に同じ長さであることを確かめることができるサイトツールです。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のポンゾ錯視シミュレーションページへ(新しいタブで開きます)。
ポンゾ錯視とは?
ポンゾ錯視(Ponzo illusion)とは、心理学者マリオ・ポンゾによって発見された有名な視覚錯覚のひとつです。
線路のように奥へ向かって収束する線を描き、その上に長さの同じ2本の線分や長方形を置くと……
なんと、上にあるほうが長く見えてしまうという現象が起こります。
私たちの脳は、線路の奥行きを「遠近感」として無意識に処理してしまうため、
「遠くにあるのに同じ長さなら、実際は長いはずだ」と錯覚してしまうんですね。
🧰 ツールの使い方
この「ポンゾ錯視シミュレーター」では、ブラウザ上でこの現象をリアルに体験できます。
🎮 操作手順
- ブラウザでツールを開くと、線路のような2本の斜め線と横木(まくら木)が表示されます。
- その上に、同じ長さの長方形が2つ並んでいます。
- 長方形をドラッグして上下に動かすと、位置によって見え方が変化します。
- 不思議なことに、同じサイズなのに上にある方が長く感じられるはずです。
💡 コツ
・なるべく背景の線に注目してみましょう。遠近感が強まるほど錯覚も強くなります。
・横木の幅が上に行くほど狭くなっていることで、さらに「奥行きのある線路」に見えます。
🎓 まとめ
ポンゾ錯視は、私たちの「脳の補正機能」が生み出す不思議な現象です。
- ポンゾ錯視とは、遠近法の影響で「上の線が長く見える」錯覚。
- このツールでは、線路状のガイド線の上で長方形をドラッグして動かし、錯覚を体感できる。
- 横木の幅が上ほど狭くなることで、より強い遠近感を演出。
- 教育・研究・心理実験など、幅広い用途に利用可能。
このツールを使えば、心理学の授業やプレゼン、デザイン研究などにも活用できます。
シンプルな見た目ですが、「見えている世界が正しいとは限らない」ことを体感できるはずです。


