グーグルのゲーム・ツール集には、ドレイドルというサイコロを転がす機能があります。ここでは、ドレイドルのボードゲームとしての遊び方とルールを解説します。また、書かれているヘブライ語の文字についても解説していきます。
ドレイドルとは?Googleドレイドルのやり方
ドレイドルとは、コマのような4面のサイコロです。ユダヤ系の文化圏で見られ、祭りなどで使用されるものです。
4面の読み方は以下の通りです。
日本だとなじみがないですが、このサイコロは、Googleで転がすことができます。
Googleでのドレイドルのやり方は、「ドレイドル」と検索するとトップに表示されます。
または、ほかのゲームをしているときに下のゲーム集のメニューをスクロールして移動することもできます。
ただ、サイコロとして転がすだけだと、数字もありませんし文字もヘブライ語なので、どう使ったらよいのかわかりません。
以下では、ドレイドルのボードゲームとしての遊び方を解説していきます。
ドレイドルの遊び方・ルール
ドレイドルにはボードゲームとして遊ぶためのルールがあります。結構簡単で覚えやすく、楽しめます。
ただしいくつか用意するものが必要なので、それは事前に準備する必要があります。
- 各プレイヤーに同じ数のチップ・・・チョコレートの粒や駒、おはじきなどを10個ずつ
- ポット・・・チップを入れるための器(線を引くなどしたスペースでも代用可能)
チップは同数であれば数は自由ですが、5個~15個くらいのことが多いようです。
ドレイドルの遊び方のルール
最初にポットにチップを各プレイヤーがひとつずつ入れます。
適当に順番を決め、ドレイドルを転がしていきます。出目に従って以下の行動をします。
- ヌン(נ )が出たら何もしないでターン終了。
- ギメル(ג)が出たらポット内のチップをすべて獲得。これでポットは空になるので、各プレイヤーはポット内に1つずつチップを追加する。
- ヘー(ה)が出たらポット内のチップを半分獲得。(奇数の場合は半分を計算して小数点以下切り上げ、例えば5なら3、7なら4となる。)
- シン(ש)が出たら自分のチップをひとつポットに追加。
誰かのチップがなくなったらゲーム終了で、獲得したピースの数が多い人の勝利となります。
ゲーム終了のルールは、チップがなくなったプレイヤーから脱落していき、最後に残った人の勝ちなどのやり方もあるようです。
ドレイドルに書かれているヘブライ語の文字の意味
ドレイドルにはヘブライ語の文字が書かれています。その意味は何なのでしょうか?
これには、数価と呼ばれる、ヘブライ文字を数字としてみた時の値から考察されています。
このように文字を数字と見たりするのを数秘術やゲマトリアといいますね。
数価の小さい順に、ギメルは3、へーは5、ヌンは50、シンは300と設定されています。
すべて足すと358になります。
358は、ユダヤのゲマトリアの意味としては「メシア」を表すとされており、ゆえにこの4文字が選ばれたという説があります。
まとめ
- ドレイドルはユダヤの文化圏のサイコロで、祭りのときなどに使われる。
- ドレイドルにはボードゲームとしてのルールもあり、チップをドレイドルの出目に従って獲得していくというもの。
- 書かれている文字の意味は、数字としてみた時の数値がメシアになるという説がある。
ドレイドルに使うためのチップやボードも含めて、グーグルの側でゲームを出してくれれば最高ですね。