ソーラーセイルのシミュレーションをブラウザ上で実行し、ソーラーセイルがどのように進んでいくのかが観察できるサイトツールです。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のソーラーセイルシミュレーションページへ（新しいタブで開きます）。
ソーラーセイルとは
ソーラーセイル（Solar Sail）または太陽帆とは、太陽から放出される光（太陽光子）の運動量を利用して宇宙船を推進する技術のことです。
光には質量がありませんが、反射した際にわずかな運動量を物体に与える性質があります。
この性質を利用して、大きな反射膜（セイル）を太陽に向けて広げ、燃料を使わずに宇宙を航行するのがソーラーセイルの基本原理です。
近年では、JAXAの「IKAROS」や米国の「LightSail」など、実際に宇宙でソーラーセイルを用いた実験も行われています。
このシミュレーションは、そうした太陽光圧のイメージを簡単に視覚化するためのデモンストレーションツールです。
ツールの使い方
このツールは、ブラウザ上でソーラーセイルが太陽風を受けて動く様子をリアルタイムで見ることができます。
操作は非常にシンプルで、専門的な知識がなくても直感的に試せます。
画面構成
- 黒い背景には星空が描かれています。
- 右側に縦長の緑色の棒（セイル）があり、これが宇宙船のソーラーセイルを表します。
- 黄色い点が太陽風粒子としてランダムに飛んできます。
操作手順
- 「スタート」ボタンを押すと、太陽風粒子が飛び始めます。
- 粒子がセイルに衝突すると、反射して向きを変えます。
- 同時に、反作用でセイルは少しずつ左方向へ加速します。
- 「リセット」ボタンを押すと、シミュレーションを初期状態に戻します。
- ウィンドウのサイズを変更すると、自動で再描画され、星空や位置がリセットされます。
まとめ
- ソーラーセイルは、太陽光の運動量（光圧）を利用して推進する宇宙航行技術。
- このツールでは、太陽風粒子がセイルに当たって反射し、反作用でセイルが動く様子を確認できる。
- 「スタート」で動作開始、「リセット」で初期化が可能。
- 簡単な操作でソーラーセイルの物理的イメージを理解できるデモツール。
このツールのシンプルな挙動を通じて、「光の圧力によって物体が動く」というソーラーセイルの原理を視覚的に体験できます。
