ポリゴンショック(ポケモンショック、ポケモンフラッシュとも呼ぶ)は、ポケットモンスターのテレビ放映時におこった光過敏性発作のことです。ここでは、それが何話だったのか、後遺症についても調査しました。
※ショックをあたえる動画・画像は載せていません。
ポリゴンショックは何話?放送されたのはいつ?
ここではまず、ポリゴンショックが何話だったのかを解説していきます。
ポリゴンショックの呼び方の多さ
ポリゴンショックという言い方が有名なものの、ポケモンショック、ポケモンフラッシュ、ポケモンパニックなどの呼び方もあります。もちろんポケモンの部分をポリゴンに置き換えたケースもあります。
また、漢字も含めてポケモン事件(ポリゴン事件)、ポケモン騒動(ポリゴン騒動)という言い方も存在します。
以下、この記事ではポリゴンショックという表記で統一します。
ポリゴンショックはいつの何話?原因は?
ポリゴンショックは何話なのでしょうか?
ポリゴンショックが放送されたのは、第38話の「でんのうせんしポリゴン」の中の出来事です。
この放送は1997年12月16日に行われました。
全275話のなかでの38話なので、意外と前半のほうだったことがわかります。
この38話の中で放送された非常に速い点滅を含むシーンが、光過敏性発作の原因となり、視聴していた子供たちに健康被害をもたらした、というのがポリゴンショックの概要です。
例えば、静止画ですが以下のような表現が点滅つきで多数放送されたということになります。
なお、ピカチュウが10万ボルトでミサイルを迎撃するシーンが一番激しくこの演出が行われましたが、この話ではこの部分以外にもこのフラッシュが多用されたので、深刻になったという背景もあります。
視聴直後から数えて、およそ700人の子供が患者として病院に搬送されました。
ポリゴンショックの後遺症の症状は?死亡例・失明事例はある?
ここでは、ポリゴンショックの後遺症の症状などについてみていきます。「死亡」や「失明」などの深刻な検索予測が表示されますが、そこまで深刻ではないようです。
死亡事例・失明事例はない
結論から言うと、死亡例は確認されていません。
ただし、深刻なものではてんかん症状や失神した子供がいたほか、視聴していた少女が意識不明の重体になったという報道はあったようです。
また、失明の事例も存在しません。ただしこちらも、視覚に異常を感じる症状は多くの患者で確認されました。
視覚の以上に関しては、ポリゴンショックが視覚的な効果によって引き起こされるものなので、当然多くなるということでもありますが。
一応、英語でも光過敏性発作の死亡例があるのか調査してみましたが、光過敏性発作が致命傷になった事例は確認されていないようです。
ポリゴンショックの後遺症
ポリゴンショックの後遺症に関しては、光過敏性発作の後遺症と同様の症状が出るということになります。
実際、ポリゴンショック放送の後には、不定愁訴、すなわち気分がすぐれないときが続くという後遺症が一部の患者の間で発生していました。
ポリゴンショックの真犯人とは?
ポリゴンショックについて調べていると、「ポリゴンショック 真犯人」という検索キーワードが存在します。
これは、上記の通り、一番激しいシーンはピカチュウが攻撃を行った部分であり、ポリゴンは特に何もしていない、という視聴者の反応から生まれた検索予測候補と考察することができそうです。
ちなみに「ポリゴンショック」で画像検索すると、予測候補にピカチュウの画像付きで「真犯人」と出てくるのでジワります。
この一連のポリゴンショックで、ポリゴンに関係する商品などが一時店舗から姿を消すなど、ポリゴンがある意味で犯人扱いされました。
このことに対する擁護の声と考えることができます。
とはいっても、38話全体でフラッシュが使われていたこともあり、ピカチュウが真犯人なのかといえば違う気もしますが。
また、その後に「テレビを見るときは、部屋を明るくしてはなれてみてね」というテロップが流れるようになったことも有名です。
まとめ
- ポリゴンショックは、1997年放送の第38話で起こった。
- 光過敏性発作で視覚に異常が出たり不定愁訴といった後遺症はあったが、死亡や失明は確認されていない。
- 真犯人という検索予測があるが、ポリゴンを擁護する声と考えられる。
制作の意図としては電子の空間をうまく表現するために機械的な点滅を演出に利用したということと思われます。ただ現在ではポリゴンの負のイメージは払しょくされていますね。