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フランスは兵器開発において意外と先駆けた発想をしているが、その試行錯誤の段階では、黎明期特有の珍兵器が生まれることもあった。ここではそれらをまとめた。
ラムジェットエンジンの飛行機をいち早く実用レベルに引き上げたのはフランスであった。
1956年にルネ・ルデュックによって機体すべてがひとつのラムジェットエンジンになっているという、最新鋭かつ超高速をかなえた構造になっている。
ノーズコーンの中に透明なコックピットがあり、そこに乗って操縦する。機体は空洞になっていて、内部にターボジェットエンジンがあるため、自力のみでラムジェットが作動するところmで加速できた。
しかしながら、フランス軍の正式航空機としては正式採用されず、1機のみが製作、試験飛行されただけだった。
潜水艦を空母にすることにいち早く成功したのはフランスだった。
空母という発想が生まれると、潜水艦を空母にしたら強いのでは、という発想の元、各国で潜水空母が試行錯誤された。フランスは世界に先駆けて潜水空母として実用機を作った。これがスルクフ(シェルクーフ)であり、ベッソン水上機を搭載できた。もっともこれは偵察用であった。
装備は水上機のほか、20.3センチ艦載砲、魚雷12門などだった。
しかし、巨体ゆえに潜水性をいかせず、すぐにばれてしまい、水上機ものちにおろされてしまい、そのメリットを失った。最終的には商船とぶつかって沈没した。
自動車をいち早く軍事に有効利用したのはフランスであった。
自動車はその初期においては兵士輸送ではなく、貨物の輸送が主だった。これは当時の大量輸送手段が船や鉄道だったためである。
しかし、兵士の輸送として第一次世界大戦中にフランスが自動車を採用する。ガニエリ将軍がフランスのタクシーを徴発し、予備兵士を前線に輸送するという戦略を考案した。
最終的にマルヌの戦いで勝利を収め、その後、各国でも兵士輸送に活用されることになっていった。