フラクタル図形として知られるシェルピンスキーの四面体をブラウザ上に描画し、回転して観察ができるサイトツールです。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のシェルピンスキー四面体シミュレーションページへ(新しいタブで開きます)。
シェルピンスキーの四面体とは?
シェルピンスキーの四面体(Sierpinski Tetrahedron)は、フラクタル図形の一種です。
3次元空間における「自己相似構造(小さな構造が全体の縮小コピーになる)」を持ち、正四面体を4つの縮小版に分割する操作を再帰的に繰り返すことで生成されます。
具体的には:
- 最初に1つの正四面体を描く
- その四面体を、各頂点に向かって小さな四面体4つに分割
- それを繰り返すことで、空洞のある軽やかな構造が現れる
このような構造は、数学だけでなく、コンピュータグラフィックス・建築・自然界の成長パターンなど多くの分野に応用されています。
🎮 ツールの使い方
画面上部のコントロールパネルで以下の操作が可能です:
- 「再帰回数(0〜5)」を入力して、分割の深さを指定します
- 「描画」ボタンを押すと、その設定で図形が再描画されます
- 図形をマウスドラッグすることで、X軸・Y軸方向の視点を自由に回転できます
操作ガイド:
操作 | 内容 |
---|---|
再帰回数の変更 | 描画の複雑さを変更(0で1つの四面体、5で1024個) |
描画ボタン | 入力された再帰回数で再描画 |
マウスドラッグ | 3D空間上での回転操作 |
⚠️ 注意点:再帰回数にご注意ください
再帰回数(depth)を上げると、描画される四面体の数が指数的に増え、パソコンへの負荷も急増します。
再帰回数 | 描画される四面体数 |
---|---|
0 | 1 |
1 | 4 |
2 | 16 |
3 | 64 |
4 | 256 |
5 | 1024 |
- 深いレベル(4以上)では、描画が一瞬止まったり、重くなることがあります
- お使いのデバイスやブラウザによっては、描画に数秒かかることもあります
なるべく小さい値から始めて、徐々に深さを試すのがオススメです。
✅ まとめ
- シェルピンスキーの四面体は、3Dフラクタルの代表的な構造で、自己相似の特徴を持つ
- このツールでは、再帰的な分割と視点の回転によって、その構造を直感的に理解できます
- 「再帰回数」入力と「描画」ボタンで、自由にフラクタルの複雑さを調整可能
- 回数が増えると重くなるため、スペックに応じて使用してください
3次元のフラクタル図形の代表例が視点の回転とともに楽しめます。