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Windowsに標準搭載されているペイント(ペイント2D)では、モザイクのみならずぼかし加工もかけることができます。ここでは、ペイントでのぼかしのやり方について解説していきます。
Windowsのすべてのバージョンで標準搭載されている著名な2Dペイントソフト『ペイント』ですが、デフォルトでは画像にぼかしをかけるメニューはありません。
ですが、もとからある他の機能を流用することで、簡単にモザイクやぼかし加工を施すことが可能です。
さらにぼかしに関しては、色を自由に選択することができます。
ただし、すりガラスを通してみたような見た目というよりは、濃霧で対象物が見えなくなった感じの仕上がりになります。
ペイントでぼかしをかけるには、図形メニューにある四角形を使います。手順も少ないので、一瞬で作成することができます。
画像をペイントで開いたら、図形メニューにある「四角形」を選択します。
四角形を選択したら、輪郭と塗りつぶしのメニューを「マーカー」に変更します。(塗りつぶしだけ設定することでも可能。)
色はパレットから白色を選択します。塗りつぶしでは色パレットの「色2」が中の色になるので、白で統一します。
この状態で、ぼかしをかけたい画像に上から広げます。
すると、全体に白っぽくぼかしがかかります。
なお、最初から左上角から右下角へ四角形を重ねようとすると、角をぴったり合わせるのが意外と大変です。
これを簡単にするには、まず中央に適当な大きさで四角形を置き、次に左上と右下をつかんで画像からはみ出るまで思いっきり外側へ伸ばすのが簡単です。
一回のぼかしではあまり元画像が隠れない、と感じる場合は、もう一度同じぼかし加工を施します。
すると、白い部分が適度に濃くなるので下の画像がぼかされてわかりにくくなります。
原理的には、半透明の四角形が重なっているだけなのですが、重ねることでうまく機能します。
同じ方法で、黒いぼかしを作ることも簡単にできます。
色1と色2をそれぞれ黒色に変えるだけです。
全体に広げる方法などは全く同じです。
黒いぼかしの場合は、2回重ねてぼかしをすると元の画像はほとんど見えなくなります。
もちろん黒だけではなく、カラフルなぼかしを作ることもできます。
この方法もモザイクと同じく、普段画像を扱うことはないが画像にぼかしをかける必要が出てきた、というときに使える小技です。