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以前に解説した「ががばば」より怖いと噂の「謎と旅する女」について、ここでは詳しいやり方と元ネタの考察を行います。また、「謎と旅する女2」という検索予測があることから、本当にあるのか調べてみました。
※ここでは恐怖画像は載せていないのでご安心ください。また、ガッツリネタバレするのでご注意下さい。
やり方は以下の通りです。公式サイトは今でも遊べます↓
一見すると旅行について書いたブログのようですが、恐ろしい仕組みがあります。
※以下画像出典は当該サイトより
最初は、旅行で行った国の写真と、どこへ行ったかのなぞなぞが日付ごとに繰り返されていきます。
なぞなぞの後には空白があり、そのあと答えが明かされます。
この謎々は単なるオヤジギャグですが、うまくひねっているものもありなぞなぞを自分で解くのも楽しいです。あとここは笑える部分ではあります。
最後まで読むと、突然勝手に字が書かれ始め、ブログ主を探すことを促してきます。
ここで縦読みが発動するとともに、上と赤く示され、クリックできるようになります。クリックすると上に自動スクロールがはじまります。
なお、ここでクリックしなくても、10秒ほど待つと勝手に上にスクロールがはじまります。
すると、貼られていた画像がグロ系、恐怖系に変化したものをスクロールとともに強制的に見せつけられます。
この画像は恐怖のジャンルとしては血みどろ・ドクロな感じになるので、苦手な人は見るのがつらいと思われます。
最後にブログタイトルの画像の裏から怖い女の顔がバンと出てきて、イースターエッグ部分は終了となります。
また、プロフィール欄のアイコン画像がずとぱちぱちと瞬きをしているのが見ていて芸が細かいなーと思えるところです。
このイースターエッグは単なるいたずらのようなものではなく、本の宣伝のための仕掛けです。
ホラーギミックが終了するとそのポップアップカードが出てくるので、そこから商品ページに飛べます。
この本はオムニバス形式のショートストーリー集のようです。
ウェブ上にも公式に読みものが上がっています。(これが書籍の内容と同じなのかはわかりません。)
このイースターエッグの元ネタを考察してみました。
徐々に近づいて来るというのは、有名な「メリーさん」の都市伝説ににています。
メリーさんから電話がかかってきて、だんだん居場所が接近してきて、最後に「あなたの後ろにいるの」という構成は知っている人も多いでしょう。
これを意識してだんだん読者に近づく設計にしたと考えられます。
観光地の写真、かつ不気味な写真というところから、昭和に起こった未解決事件の「霜積温泉殺人事件」に似ていると感じられます。
この事件は被害者のカメラに観光地の写真がのこっていて、最後の1枚(つまり殺害直前と思われる写真)がささやぶのような場所でもやがかかったのような不気味な写真になっていることで知られています。
何となく最後の画像のぼやけている感じが似ているようにも感じられます。
ただ作者がこの事件を知っていたかは分かりません。
謎と旅する女2という検索予測候補が見つかります。
この続編は存在するのでしょうか?
結論を言うと、続編は見つからず、単にこの書籍の2話目がトップに表示されます。なおこの2話目は、謎と旅する女とは異なる話です。
2話目のページ↓
と思われたのですが・・・続編にあたるようなホラーギミックが2つ存在していました。以下で確認してみて下さい!
一つ目は、謎と旅する女と似ている写真を使ったホラーギミックです。
二つ目は、虫が出てくるホラーギミックです。こちらは基本的には眺めるものです。
宣伝目的でここまでのものを作ってしまうというのが凝っていてすごく面白いです。技術的にも、どうやっているのか気になります。