マグニチュードは地震のエネルギーを示す値としてよく知られています。ここでは、マグニチュードの日本での最大値を解説し、マグニチュードのランキングを調査してみました。世界と日本に分けて書いています。また、マグニチュード10の地震についても記述していきます。
世界のマグニチュードランキング
マグニチュードは世界中で記録されており、それらは何通りか計算方法があります。以下はばらつきがある場合は沖井数値を採用しています。
1位:チリ大地震
1位はチリ大地震で観測されたマグニチュード9.5です。この地震は1960年に発生しました。
これは現在でも観測史上最大の地震として知られています。当然のように津波も発生しまし、その津波は太平洋を渡って日本にも一部到達しました。
2位:スマトラ沖地震
2位はスマトラ沖地震で観測されたマグニチュード9.3です。この地震は2004年に発生しました。
スマトラ島の沖で発生した地震や津波は、周囲に島屋国が集まっていることもあり、甚大な被害を与えました。
3位:アラスカ地震
3位はアラスカ地震のマグニチュード9.2です。この地震は1964年に発生しました。
こちらの地震でも津波は海をあたって日本にも押し寄せています。
アメリカに限定すると、この地震はアメリカ観測史上最大の地震ということが知られています。
日本のマグニチュードランキング
日本もマグニチュードは地震のたびに発表されるので、だれもが一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
1位:東日本大震災
1位は東日本大震災で記録されたマグニチュード9.0です。これは満場一致でランキング1位でしょう。
地震発生の直後はマグニチュード8.8という数字が公表されていましたが、その後にマグニチュード9.0に上方修正されました。
2位:明治三陸地震
2位は明治三陸地震で発生したマグニチュード8.5です。この地震は1896年に発生しました。
この地震では、陸地では最大の震度は4程度であり、あまり気に留める人はいあなかったようですが、その後非常に激しい津波が到来し、人命が失われました。
3位:昭和三陸地震
3位は昭和3陸地震で観測されたマグニチュード8.1です。この地震は1933年に発生しました。
この地震は震度5であり、揺れによる被害はそこそこでしたが、その後の津波で甚大な被害が発生しました。
実在のマグニチュード10の地震
地質学の調査では、マグニチュード10、あるいはそれ以上が確認されています。
これらは、エネルギーを見積もった場合の推定値として得られたものです。
マグニチュード11.3 チュチュルブクレーターの隕石衝突
チュチュルブクレーターの隕石衝突は、恐竜の絶滅の原因になった隕石衝突として非常に有名ですね。
この衝突のエネルギーをマグニチュードで表現した場合、値は11.3にまでなり、これまで観測された地震以上に激しい衝撃ということが言えます。
マグニチュードは10が理論上の限界?
地球上で起こりうるマグニチュードは、10が限界ということが理論的に言われています。
これは、簡単に理由を説明すると、地球にあるプレートの断層の長さに限界があるからですね。
断層の最大値は1万メートル前後(ナスカプレートと南アメリカプレート)であり、それ以上は地球上でずれることができません。
よって、その長さのずれが起こったと仮定して計算をしていくと、マグニチュードは10が限界ということになるようです。
まとめ
- マグニチュードの最大値ランキングを作ると、1位はチリ大地震のマグニチュード9.5が世界一。
- 日本のマグニチュード最大値は、東日本大震災のマグニチュード9.0が日本一。
東日本大震災では上方修正されるということを初めて経験したのですが、そんなこともあるのかと驚いたことを覚えています。