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人工知能の研究で開発されたLisp言語の年表。
1950後半: マッカーシー、AI用の言語としてLisp言語を発明
1960年代初頭:Lisp言語の広まり
1965:ダートマス会議
1973:Lispマシン設計開始
1980: シンボリックス社、リスプマシン社の設立、独自製品の販売開始
1984: 方言が統一されcommon Lisp 登場
・Lispはlist processingすなわちリスト処理の略である。
・バージョンが更新されるにつれてMacLisp、ZetaLisp、FranzLispなどの10以上の方言が生み出された。
・ダートマス会議の資金は、ロックフェラー財団から提供された。
・登場の背景
AIの登場とともにどのようにプログラミングをしてそれを作り上げていくか、という課題に直面した。そこでAIの研究者は独自のAIに特化したプログラミング言語を作ることで開発に加速をかけようとしたわけである。
・マッカーシーの思想
マッカーシーの設計思想としては、
・AIによく使う処理を使いやすくする
・実用向け
・リスト形式
という、AIにやさしくAI研究者にも使いやすい言語を作ろうとした思想が垣間見える。ダートマス会議の前後から設計に携わっており、この言語に対する情熱がうかがえる。
・この発明発見のもたらしたもの
AIの発展の速度を速めることに成功したといえると思われる。早くも製品を圧がう業者が登場したところからこの言語の便利さがうかがえる。途中にさまざまな方言ができて、収拾がつかなくなりかけたのかもしれないが、その後、common Lispが登場して統一がはかられるという、複雑な歴史をたどることになった。ここまではやるとはマッカーシーも予想していなかったのではないだろうか。