ランチェスターの法則のシミュレーションをウェブ上で実行し、兵士の数の現象の仕方が観察できるサイトツールです。パラメータの変更も可能です。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のランチェスターの法則シミュレーションページへ(新しいタブで開きます)。
ランチェスターの法則とは?
「ランチェスターの法則」は、第一次世界大戦中にイギリスの技術者 F・W・ランチェスター が提唱した数理モデルです。
これは、兵力とその消耗を数式で表し、戦闘の勝敗や戦力差の影響を解析する理論です。
ランチェスターの法則には、次の 2つの法則 があります。
✅ 第1法則(一次法則、線形法則)…個別戦の法則
- 近接戦闘など、「1対1」の戦いに適用される法則。
- 戦闘力は兵士の 数に比例。
- 武士の一騎打ちや格闘戦などがイメージに近い。
例:兵士10人 vs 兵士20人 → 数が多い方が勝つが、差はそのまま。
✅ 第2法則(二次法則)…集団戦の法則
- 射撃戦や現代の戦闘のように、同時に多数が攻撃できる状況。
- 戦闘力は兵士数の 二乗に比例。
- 数の多い方が 圧倒的に有利 になる法則。
例:兵士10人 vs 兵士20人 → 20人側は「4倍の戦力」となる可能性。
ランチェスターの法則シミュレーションの使い方
このシミュレーションでは、ブラウザ上で青軍と赤軍を設定し、ランチェスター法則に基づく戦闘を体験できます。
① 兵士数を入力する
- 「青軍兵士数」「赤軍兵士数」に、それぞれの初期兵数を入力します。
- 数字は 1以上 であれば自由に設定可能です。
② 「法則」を選択する
- 「第1法則(個別戦)」または「第2法則(集団戦)」を選択。
- 戦い方が全く変わるので、違いを比較するのも面白いポイントです。
③ 「開始」ボタンを押す
- 戦闘が開始され、青軍と赤軍が動き出します。
- 画面上部のキャンバスでは、実際に兵士たちが攻撃し合う様子が表示されます。
④ グラフで戦況を分析する
- 下のグラフには、時間経過に伴う 兵士数の変化(生存数) が描かれます。
- 青い線が青軍、赤い線が赤軍を表しています。
⑤ 勝敗が決まると表示される
- どちらかの軍の兵士が全滅すると、画面下部に勝敗メッセージが表示されます。
- 青軍が勝てば「青軍の勝利!」
- 赤軍が勝てば「赤軍の勝利!」
👀 活用ポイント
- 戦略シミュレーション学習 に使える!
- 法則の違いが体験的に理解できる!
- 生徒向け教材や授業ネタにもぴったり!
📝 まとめ
- ランチェスターの法則は、戦力の関係を数式で表した理論で、「第1法則」と「第2法則」がある。
- 本ツールでは、青軍と赤軍の兵数と戦い方(法則)を選んで、戦闘の結果を視覚的にシミュレートできる。
- グラフ機能により、戦闘中の兵力の減り方や形勢逆転を視覚的に確認可能。
- 実際に体験することで、戦略的な数の意味を直感的に理解できる。
集団戦における数の多さの優位性がよくわかります。