ゴミ発電の歴史-デメリットも解説!

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ごみを燃やしてその熱で発電するというユニークな取り組みの年表。若干下火になってしまっている感があるのが惜しい技術である。

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ゴミ発電の歴史

1935:東京市深川の市営塵芥焼却工場での発電計画、数万円の利益がでたらしい

1965:大阪市旧西淀工場、完成。ごみ発電の開始

1980年代:アメリカでのごみ発電の開始

2005:10%以上の高効率発電に交付金開始

21世紀:スーパーごみ発電の提唱

2015:348の施設でごみ発電が実施される

現状では、送電するまでの余裕がないので、発電した施設内で使う目的が主であるとされる。それでも、その施設に外から電力供給しなくてよいというメリットを生む。

ゴミ発電のデメリット

有害ガス

安定供給のためにプラスチックなども燃やさなければならず、有害な期待が発生するリスクがある。これを回避するためにそういったガスの出ない可燃ごみのみ燃やせばよいという策もあるが、これだとトレードオフで発電量が下がってしまう。

ボイラーへのダメージ

プラスチックごみなどに、塩化水素が含まれている場合は、塩化水素は金属を腐食させる効果があるため、その影響でボイラーや焼却炉が劣化してしまう。これを回避するために別の材料でボイラーなどを作ることはできるが、費用の問題が出てくる。あるいは蒸気を高熱にしすぎなければよいようだが、発電量が低下する。

日本で作るものは規模が小さい

日本では国土や人口密度などの関係から、大規模な現状ではごみ発電施設は作るのが難しく、ほとんどの廃棄物焼却炉の規模は小さい。これらの小規模・中規模の施設では、発電量が安定しないという問題点がある。

考察

・ごみ問題と発電

2000年代にごみ問題が大きく取り上げられていた時期には、注目されていた技術であった。政府も補助金を出すことで後押ししていたことが年表から伺える。スーパーごみ発電はそのような背景から出てきたもののようだが、ガスを組み合わせて効率をあげるならはじめからガスでの発電の効率をあげればいいのではという気もしてくる。

・日本が先駆的なとりくみ

日本はかなり初期からこの技術を推していたことがわかる。日本は昔から使えるものは全てつかう、ゴミもうまく再利用する、という文化があったので、相性がよかったものと思われる。

・CO2との戦い

近年は研究がやや下火になってきた感があるが、これはco2にたいする厳しい目によるものと想像される。実際、どのように削減するかが課題でもあるらしい。ゴミを燃やすというのは人類の普遍的な営みといって良いので、この技術が廃れることなく生産的なブレークスルーを期待したい。