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Beatlesの代表曲である「come together」ですが、チャックベリーのある曲を盗作したという騒動があったことは有名です。この詳細についてまとめました。都市伝説っぽく誤解されている部分もあります。
この曲はもともとさまざまな逸話があります。たとえば、
ここではレノンがどのように書いたのかを注目して書いてみます。
レノンがまねたのは、チャックベリーの「You can’t catch me」という曲です。
このに基づいて、もともと作曲はアップテンポのブルースとして始まり、さらに以下で書くような歌詞をまねて(引用して?)います。
イントロなどはそれほど似ているともいえないのですが、ある箇所で露骨に同じような歌詞が出てきます。
似ているのは48秒くらいの時点の、以下の歌詞です。
カムトゥゲザーとことなり、こちらはかなり意味の通る文章にはなっています。曲全体としては、男の旅路で東奔西走する様子を描いているものです。
Here come a flat top, he was movin’ up with me,
Then come wavin’ goodbye in a little’ old souped-up jitney.航空母艦がやってきて、一緒に出発、
you can’t catch me
お次は小さいポンコツ高出力の輸送機でさよなら
さらにもっというと、歌い方もにており、カムトゥゲザーの特徴として
Here come’old flat top, he come /
come together
groovin’ up slowly, he got /…
というふうに、「次の文の主語+動詞」をうたってからブレスをいれるという歌い方をしているのですが、ユーキャントキャッチミーでも、同様の歌い方をしています。
この辺も意図的にまねたのかもしれませんね。
この曲は作った時点で、ポールマッカートニーなどのメンバーから類似を指摘されていたことがわかっています。
しかしながら、そのまま収録されることになりました。もちろん、リリースの後にファンなどからもパクリ疑惑が呈されることになります。
このあと、法律闘争になったのはよく知られていることですが、チャックベリー本人はかかわっていたわけではないようです。
チャックベリー本人が訴えたわけではありません。モリス・レヴィーという、ビッグセブンミュージックの経営者が類似点をもとに著作権侵害の訴訟を起こしました。
なお、モリスレヴィーはマフィアなどとの「黒い交際」がうわさされる人物であった、などの風聞もありました。
これに対応する形で、レノンがとった対応のひとつが、ユーキャントキャッチミーのカバーを歌うことでした。
レヴィー側の所持する曲から少なくとも3曲を録音することに同意し、レビーは訴訟を取り下げました。
この方針で作られたのが「Roots」というアルバムでした。通信販売がされるという珍しい販売形式でした。アルバムのジャケット写真なども、なんとなく付け焼刃なかんじ(?)
ただし、曲が2つしか入っていなかったため、レヴィーには違約金が支払われることになりました。
また、「ルーツ」の制作と配布は中止され、アルバムは破棄されることになりました。「ルーツ」のコピーが3,000部しか押されていないため、オリジナルは非常に珍しいものになっています。このアルバムの存在が知られていないのはこの辺が原因のようですね。
最終的には、契約通り3曲はいった正式なカバーアルバム「Rock ‘n’ Roll」が1975年2月にリリースされ、ここでもユーキャントキャッチミーが歌われることになりました。
このカバーのほうは、もとの曲とカムトゥゲザーを足したような印象になっています。
パクリ騒動については他にもまとめている以上、いつか書きたかったので今回記事にしました。他のもの:smells like teen spiritのパクリ元はあの曲?