共演者の関係や「六次の隔たり」の実例として有名なベーコン数を、いろいろな集団で計算できるサイトツールです。全人物の平均ベーコン数を出すことで、もっとも中心に近い人物も算出できます。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のベーコン数計算ツールページへ(新しいタブで開きます)。
ベーコン数とは
「ベーコン数(Bacon Number)」とは、アメリカの俳優ケヴィン・ベーコンを起点として、映画での共演関係を通じて他の俳優がどれだけ「つながっているか」を数値化したものです。
たとえば、ベーコン本人は「ベーコン数0」、ベーコンと直接共演した俳優は「ベーコン数1」、その俳優と共演した別の俳優は「ベーコン数2」という具合に、共演関係を通じた“距離”を表します。
この考え方を応用すれば、俳優や声優だけでなく、研究者・スポーツ選手・バンドメンバーなど、あらゆる「人の関係ネットワーク」で応用が可能です。
つまり「スタメンの関係性」「対戦相手との距離」などにも使えます。
⚙️ ツールの使い方
- 集団を入力する
ページを開くと、「集団1」が最初から表示されています。
各集団には、改行区切りで人の名前を入力します。 - 集団を追加・削除する
「+次の集団を追加」で別のグループを増やせます。
グループ右上の「この集団を削除」ボタンで個別に削除可能です。
「全体削除」ボタンを押すと、すべての入力欄をリセットします。 - ベーコン数を計算する
「ベーコン数を計算」ボタンを押すと、
集団1の最初の人物を起点(ベーコン数0)として、
他の全員との“つながり距離”が表示されます。 結果には次の情報が表示されます:- 各人物のベーコン数
- 各集団の平均ベーコン数
- 全体の平均ベーコン数
- 中心性(平均距離)を計算する
「全員の平均ベーコン数計算(中心性解析)」を押すと、
ネットワーク全体の“中心人物”を自動的に見つけます。
各人物の平均距離・孤立者数を出し、最も中心に近い人を表示します。
中心性とは
中心性(Centrality)とは、ネットワークの中で「どの人物が最も全体の中心に位置しているか」を示す指標です。
このツールでは、各人物が他のすべてのメンバーまでの平均距離(=平均ベーコン数)を計算し、
その平均距離が最も小さい人物を「中心」として特定します。
つまり、中心性とは、平均ベーコン数を出すことで、全体の中で最も他のメンバーとの距離が近い人を計算している ということです。
💡 使用例
例1:映画の共演関係
集団1
ケヴィン・ベーコン
トム・ハンクス
メグ・ライアン
集団2
トム・ハンクス
メリル・ストリープ
デンゼル・ワシントン
→ ケヴィン・ベーコンを起点にすると、トム・ハンクスが1、メリル・ストリープが2、デンゼル・ワシントンが3。
例2:野球チームのスタメンと対戦相手
集団1
大谷翔平
ヌートバー
トラウト
集団2
ヌートバー
吉田正尚
佐々木朗希
→ 大谷を起点にベーコン数を計算すれば、チーム内や対戦相手との“関係距離”が数値で分かります。
このように、共演者だけでなくスタメンのつながりや対戦相手との距離など、さまざまな関係ネットワークに応用できます。
🧾 まとめ
- ベーコン数とは、ネットワーク上の“つながりの距離”を数値化した指標。
- このツールでは、集団ごとに名前を入力してベーコン数を自動計算できる。
- 各人物・集団・全体の平均ベーコン数を表示可能。
- 中心性解析により、ネットワークの中心人物を特定できる。
- 映画共演者だけでなく、スポーツ選手・研究者・バンドメンバーなどにも応用できる。
いろいろな集団でベーコン数を計算すると、意外なつながりが見えてきて面白いかもしれません。

